こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

参観日

娘入学後初めての授業参観に行ってきた。それはそれは面白く、よい時間だった。彼女が通う学校では探求を軸としたテーマ学習に重きが置かれており、今回見に行ったのは、学年ごとのテーマに沿った全校プレゼンテーションプログラム。1年生であろうが容赦なく一人ひとり全校生徒と保護者の前でプレゼンを行うとのことではたしてどうなるかと思っていたが、自分の子ども含めてそれぞれの子どもがとても活き活きとプレゼンしていたのが印象的だった。

1年生のテーマは、「学校の近くにある公園探索を通じた面白いものの発見」で、娘自身は、公園の「謎のゴミ袋」から発見した「謎の鍵」を題材に取り上げていた。我が家の鍵に酷似しているその鍵に彼女がいたく興味を惹かれたこと、その袋があった場所が公園の●●という位置だったこと(子ども達お手製の公園の地図を使いながら説明してくれた)、次の週に行ってみたら既に袋ごと無くなっており謎が残ったことなどを、後方にいた私にも聞こえるぐらいの大きな声量でプレゼンしている姿が頼もしかったな。プレゼンの最後に「なので、もしこれから公園で鍵を見つけた人がいたらぼくに教えてください」と大真面目に話して笑いを取っていたのも素敵。私も今度その公園を彼女と散策してみようと思う。

他の学年も見ごたえのあるプレゼン揃いだった。テーマ自体の難易度が高いかつ子どものプレゼンが上手だった、という点ももちろん良かったのだが、何より私が感心したのは、各子どもが自分のテーマ学習でこだわったところ、面白かったところ、もやもやしたところなどをそれぞれの言葉で話していたこと。それを引き出す聴き手(保護者や先生方)の質問スキルも含めて優れていると思った。総じて、大人も子どもも誰も退屈してない、いい意味での緊張感とわくわくに満ちた数時間だった。調子に乗って各プレゼンへの所感を振り返りシートにびっしり書いてしまった。子ども達にうまくフィードバックされていますように。

プレゼン機会は今回も含めて年間6回あるらしい。娘含めて他の子ども達の言動がこれからどのように変化し成長していくのが見守るのが、非常に楽しみである。