こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

【感想メモ】オニュ「TOUGH LOVE」MV

オニュさん5th Mini Album「TOUGH LOVE」が本日リリースされました!オニュさんおめでとう~ぱちぱち。現地のポップアップストアに出向いたオニュペンさん達がシェアしてくれた(お店に本人登場したらしい!)、暗髪オニュさんのビジュアルにうはうはとしながら、本日18時公開のタイトル曲MVの公開に臨みました。結論、今までのオニュさんのソロ曲MVでは観たことがないような映像に圧倒され、一応今日は月曜日で明日も仕事で一滴も呑んでないにも関わらず、今色々な言葉が頭の中をぐるぐるしています。だからまずは初見で印象的だったシーンや感想をメモベースで書きます。ここからオニュさんが各種の媒体でのパフォーマンスや言葉を見たり聴いたりする中で、ちょっとずつ答えあわせしていけるといいな。
www.youtube.comf:id:skytwo:20260309222603j:image
→作詞作曲オニュさんです。とにかく一度、字幕も何もつけずに観て聴いて、それから字幕をつけて観て聴いて、また字幕も何もつけずに・・・何度でも観て聴きたい。
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映像を観終えたあと、そのまま数秒間圧倒されてぼぉっとしていました。

  • 優しい優しいイントロの音。ここだけ聴くとヒーリングミュージックそのものだ。
  • 冒頭に現れるのは「球」。可能性の卵?あるいは命そのもの?
  • 球は洞窟の中に転がり落ち、そこにある白いベッドに横たわるオニュさんのもとへ。傷だらけの彼がよろよろとそこから動き出す場面から物語が始まる。腰に紐が結ばれている。まだ臍の緒がついたままの赤子みたいだと思った。唐突に「よーいどん!」みたいなピストルが鳴って走り出す。
  • オニュさんは、やたら大きくて重そうで赤い四角いものをとにかく引っ張り続ける。転んでも、立ち上がって、また引っ張る。重そうで、苦しそうで、それでも手を離さない。オニュさんを追い立てる「何か」のアニメーションが印象的。
  • ただ、走り続けるうちにいつのまにかその四角は丸くなり、白く変わっていきます。それと同時に、オニュさんの表情も少しずつ変わっていく。だんだんと、軽やかな表情へ。
  • やがて光さす「洞窟」の「出口」へ辿りついたオニュさん。
  • 気がつけば、球についていたはずの紐はもうなくて小さくなっている。
  • 音が、止む。ごつごつとした山肌を独り歩くオニュさん。石とお花と木の枝で丸く囲われた場所に、オニュさんはぐったりと横たわる。球をそっと抱きかかえて。その姿は、巣の中で卵を温める親鳥のようにも、胎内で眠る嬰児のようにも見えた。
  • やがて、ラストのフレーズを歌うオニュさんの歌声が流れる。オニュさんの瞳から表情と光が消えたように見えた。
  • オニュさんの手から離れても、「球」は、確かに次の洞窟に転がっていったようだ。最後に聴こえる、卵の殻が割れるような音も印象的だった。
  • 表情と光を失うその瞬間にオニュさんなんて歌っていたのか気になって、後で字幕つきで見直した。「君にしかないものを、世界中が待っている」という意味だった。涙腺崩壊。

「輪廻転生」という言葉が頭に浮かびました。歴代のオニュさんの主要曲のMVを観ていると、オニュさんにとっての「人生」は決して平坦ではないことが何となく分かります。それでも人生は続いていく。TOUGH LOVEの中で、心地よい低音と高音を自在に操りながら繰り返しオニュさんが歌う、「Potential(可能性)」という力強い言葉は、常々彼が伝え続けている「幸せでいる」というメッセージと根っこを同じくするものだと感じます。
あと、このMVを観てもう一つ連想したのが、私が大好きなよしもとばななの小説の一節。MV視聴してそのまま本棚へ直行してその文庫本を手にとってばっと開いたらありました。好きなフレーズで、昔からそのページを何度も何度も開いて読み返していたから、開き癖がついていたみたいです。下記、引用します。

「人は、なんでもできるの。忘れないで。今、あなたがここにいることだってとんでもない、ありえないはずのことなのよ。でも、人はなんでも可能にする。つながりのある他の人の力を借りたりして、実現させる。ただ、説明のしかたがあれこれあるだけで、同じことなのよ。あなた以外の人がそのときあなたに注ぐ力の名前こそが、軽々しい意味ではなくて愛というものなのよ。」

※「彼女について」よしもとばなな著・文春文庫 より

オニュさんが自らの音楽活動を通してファンに注いでくれるその力もまた、愛だと思います。
カムバックおめでとうオニュさん、作曲デビューもおめでとう。今回も最高だ。アルバム全曲、ゆっくりじっくりここから楽しませていただきます。