こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

パールアクアグリーンの海の底、あるいは星空の中で:2/24-25 SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION] @東京ドーム

2月25日の朝、激動で圧巻のドーム公演初日の余韻と今日もまたSHINeeに会える嬉しさを噛み締めながら、私はいつものように娘とグミの取り合いで大喧嘩&大暴れする息子を抱っこし窓の外の電車を見せていた(私が住む家のすぐ近くに線路があり、そこを走る電車を見るのが彼の楽しみの1つなのだ)。機嫌を良くした息子を見てほっとした私は思わず「お母さんもさぁ昨日SHINee楽しかったんだー」と話しかけた。すると彼は「デモ シャイニーガトンデイッチャッタラ タイヘンナンジャナイ?」と言った。私は少し考えてから、「そうだね。だから、しっかりつかまえておかないとね。」と、そう言った。意味があるかとかないかとか、そういうことは気にせずに覚えたての言葉を紡ぐことを純粋に楽しむ3歳との「会話」だった。でも意外と、本当に伝えたい気持ちは何歳の人とでも共有しあえるのかもしれない。

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2/24-25と、SHINeeにとっては6年ぶりとなる東京ドーム公演、私にとっては初めてのドーム公演に両日参戦してきました。「これが絆か?歳なのか?(by ドーム二日目最後の挨拶でのテミン)」という言葉がぴったりくる、今までのどの現場よりも情緒が地に落ちそして空を舞い、最終的にはあたたかく明るい気持ちで笑顔で彼らとバイバイした二日間についての記録です。

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■ドームへGO

今回二日目が雨だったので、屋外の写真はほぼ初日のものです。

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↑JR水道橋駅前の歩道橋を渡って現地を目指す

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↑歩道橋を渡りしばらく歩くと右手には東京ドームホテルが見えてきます。初日は気持ちの良い晴れでした
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↑東京ドーム、大きいね
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↑大規模コンサートでもやっぱり待ち時間0秒の事前予約制、愛してる
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↑スリングポーチが特に大人気

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↑では、いこうか

■セトリ 

VCR①(Sherlock
Sherlock(Clue+Note)
Picasso
Stranger
君のせいで
Get The Treasure
Dream Girl

メント①

Like it
Good Evening

ダンサーさん紹介(Breaking News、Nothing to lose)

HARD(ロックバージョン)
DCM
Body Rhythm
Juice

メント②

Everybody
Lucifer
View
Downtown Baby ※トロッコ
Lucky Star      ※同上。二日目はDazzling Girl

VCR②(1 of 1)

Replay
Love like Oxygen
Your Number(バラードバージョン)

メント③

Keeping Love Again
Fire
Diamond Sky
LOVE

アンコール待ち(シャヲルで「君がいる世界」を歌う)

Superstar ※トロッコ。メンバーによるフリスビー投げ
Runaway  ※同上
The Feeling ※同上

メント④

Colors Of The Season

1000年、ずっとそばにいて…

メント終

■ドーム参戦前~初日のこと

去年の秋にSHINeeのドーム公演が発表されてすぐに両日申し込んだ私。ドームを楽しみにする気持ちはもちろんあったものの、日にちが近づくにつれて徐々にその気持ちに薄膜が張られているようなもやもやとした感覚が伴うようになりました。アリーナはともかく、SHINeeにとって大切なはずのドーム公演をなぜオニュさん不在で行うのか?そこまでして行う必要があるのか?「オニュさんにとっての『その時』が訪れるのをゆっくりと待とう」と、私自身は繰り返し繰り返し自分に言い聞かせているけど、『その時』まで、会社やメンバーたちは待つつもりがあるのか?等々…しまいには自分がドームに行くこと自体をあまり意識しないようになり、今一つ実感がわかないまま2/24を迎えました。
そんなテンションのままはじまった初日のオープニング。客席のペンライトが一斉点灯する様子は満天の星空を見ているようで、ただただきれいだなぁ、と見とれていました。アリーナツアーとは衣装もセトリもがらりと変えたもりもり沢山の構成、11月の代々木オーラスからわずか3か月で、しかもその間に各自のソロコンとか収録とか撮影とか普通にあったはずなのにどうやってここまで仕上げてきたのか…テミンミノキーくんすごいな…チームSHINeeすさまじいな…とにかく最初から圧倒されっぱなし。なのにだんだん悲しくなってきてしまって。「Fire」を歌う彼らと、その背景の炎の映像をみながら、「こうやってシャヲルは、ドーム公演も含めてオニュさんがいないSHINeeが普通になるように去年から時間をかけて少しずつ少しずつ馴らされていっているのではないか?」という疑心暗鬼がじわじわ心の中に広がって、悲しくて悲しくて仕方がありませんでした。そして「Love」でミノが泣き、更にアンコールの「Colors of the season」でキーくんが泣いたのを見たときも最初はそれがどういう涙なのかも分からなくて、ただただ呆然としたまま最後の挨拶になりました。(今思い返すと本当に本当に申し訳ない、、)
その張り詰めた情緒が一気にはじけて跳びあがったのは、アンコール終了後の挨拶のところ。最初に話し始めたテミンは最初はいつものようににこにこしていて、でも急に黙って、やがて後ろを向いて泣き始めました。その背中を優しくぽんぽんするミノ。少し時間を置いて前を向き話し始めたテミン。その最後に「ほんとに(次は)オニュさんと一緒にステージに立ちたい」という主旨の言葉を言っていて。その言葉を聞いた瞬間、私も涙が爆発するみたいにあふれて、その場でかがみこんで嗚咽しました。
※正確なコメント全文はこちらの記事に掲載されています。三人それぞれ大事なことを言っていて、ぜひ読んでいただきたいです。

【ライブレポート】SHINee、6年ぶりの東京ドームで打ち立てた新たな伝説 | Numero TOKYO

これまでのどのメントでも敢えて出していなかったであろうオニュさんの名前を、ようやくメンバーの口から聞けたことが嬉しくてありがたくて。張り詰めに張り詰めていた気持ちが救われると同時に、この状況下でオニュさんのお帰りを今誰よりも待ちわびているのは、この三人の弟たちなんだと改めて認識しました。(そして、大事な公演中にメンバーのことすら疑ったことに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。)
私、これまで過去のライブ映像で泣いているメンバーの姿を観たことはあっても実際の現場で見たことはありませんでした。きっとこれまでの辛い出来事や兵役を経て歳を重ねたことで皆もう泣くことはしなくなったんだと、そう思っていました。でも違った。アーティストとしてどれだけ経験を重ねても、彼らの中での東京ドームは今なおとても特別で、そこに3人で立たなくてはならないということはとてつもなく不安で、その分、実際にドームでシャヲルと再会しステージを行えるということは、涙という形で感情を爆発させるには十分なくらい、かけがえのないことなんだということが見て取れて、そんな貴重な場にシャヲルとしていられることもとても嬉しかったです。
同じく最後の挨拶でキーくんは「もう兵役とかコロナとかないから!SHINeeずっと一緒だから!」という主旨のことを言っていて、その「一緒」の中にはオニュさんがちゃんと含まれているであろうことも信じることができました。初日のライブ中沈みがちだった私の心はこうして彼らのおかげで無事浮上し、最後はテミンの「ただいま!」に笑顔で「おかえり!」と言ってしめくくることができました。俄然、明日を全力で楽しむ力がわいてきます。

■二日目のこと

あいにくの雨、でも心は打って変わって晴れ模様の二日目。初日はうろ覚えになってしまったライブ本編のことも、この日は最初から嬉しい気持ちで没入して楽しむことができました。改めて、特に心に残ったところを記録します。

演出

バクステが肉眼で見える席だったので、「5人」がちゃんと登場するキラキラとしたVCRや、そこからまず真ん中のモニタに3本の光の線が現れ、やがてサイドモニタに1本ずつ現れて5本の線となり、最後にそれらが合わさって1本の大きな光の線となってそれがそのままテミンミノキーくんが立つスロープとなって客席に展開する様子をしっかり見届けることができました。
今回も田中聖太郎写真事務所さんが素敵なライブ写真を何枚も撮影されていて、中でも「Love」の時の客席のペンラ演出写真がものすごく綺麗なのでぜひ各種メディアのライブレポート記事見てみてください!f:id:skytwo:20240227123926j:image

田中聖太郎写真事務所様撮影の写真お借りしました。この瞬間を収めてくれるのも、それもまた愛

ビジュアル

今回も3人のビジュアルが非常に非常によろしかったです。初ドーム衣装のオマージュだという第一セクションの白+金色装飾の衣装の上品さ、第二セクションの安定のツミンお腹見え衣装+キーくん膝見え衣装、バラードセクションのテミンのあどけない雰囲気が際立つ黒髪とか、ミノのちょっと重めの前髪とか、キーくんのハーフアップとかハーフアップとかハーフアップとか(まさかKEYLAND in Japanより前にこの髪型を拝めると思わなかった。ありがたやありがたや)。あとアンコールの衣装がすごく軽やかな少年みのあるウェスタン調だったのもすごく良かったです。全員30代を迎えても、まだまだ少年スタイルが似合うSHINee

セトリ

これまで過去映像でしか観たことがなかった名曲たちが沢山盛り込まれた贅沢すぎるセトリでした。ダンスでは特に、「Picasso」のサビの踊り狂う雰囲気のダンスにハートぶち抜かれたし、「Lucifer」と「View」のタイミングで彼らがバクステに移動してきて、この2曲を肉眼ではっきり見れたこともありがたかった。そして何より、SHINeeの日本語バラード曲が持つ、SHINeeからシャヲルへ、シャヲルからSHINeeへ、お互いに贈り合うような歌詞と音の美しさに魅せられたライブ時間でもありました。特に「Love」の歌詞にある、永遠という言葉の儚さを分かった上でそれでもどこにいても愛を伝え続ける、という言葉はこれから何度だって彼らに伝え続けたいです。

メント

今回もてんこ盛りのメントでした。面白パート中心に覚えているとこだけざっくり要約します。
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<バラードセクションのメントにて。直前の「Your Number」で最後の台詞”Hey...Can I get your number?”をキーくんが担当した直後>
🐿(キーくんの顔をまじまじと見ながら)Hey…今日は...良かったんじゃない?(ニッコリ)良かったんじゃなぁぁぁい?
※初日は音響の関係なのか台詞がよく聞こえなかった。
🦊(カメラに向かって「もぅ…いやぁねこの子ったらもう…ねぇ?」的な顔芸を披露)
その後、テミンもミノも台詞を真似し始めて、三者三様のHey...Can I get your number?が聞ける贅沢時間となった。
→これ一見爆笑時間だけど、単にキーくんがかっこよくこのセリフを決めてしまえばオニュさんパートが上書きされたような寂しさが見ている側に残る可能性もあった訳で、敢えて全員真似っこすることで楽しい笑いに変えてくれていた気がします。(ライブ後何人かのオニュペンさんと話していてそういう見解になった。)
ーー
<同じくバラードセクションのメント。ヨジャグルのダンスを全力で真似するミンキーの横で>
🐥‥‥‥(私が今まで見たことがないような無の表情、からのくちびるむにー)
→笑いを取る目的でわざとそういう表情をしたのか、はたまた本当にこのダンスカバーに興味がなかったのか。後者もあり得るのが神の子テミンならではだと思いました。
ーー
<初日第二セクションのメントにて>
🐥太ってしまったからダイエットしてます。筋肉を落とさずにやせるって難しいじゃないですか…
→そう話すテミンの背景で、ミノの身体がじっくりカメラに抜かれていた。確かに、ミノほっそりかつタフな筋肉のつき方してるよね。ご本人は暑苦しいキャラクターなのかもしれないけど、あの肉体は暑苦しいというよりふんわり発光する彫刻めいた綺麗さがあるなと思いました。
ーー
ムビステで動きながら会話している時、「🐥僕の真似できるかな?」的にテミンが縦横無尽に手を動かし始め、必死にそれに合わせてペンラを動かすシャヲルの図。パールアクアグリーンがあっちこっちぐるぐるせわしなく動くレアな場面が見れました。

君がいる世界

去年のツアー中にテミンが「皆さんの声が聞きたい!」と言ったことがきっかけで実現したアンコール待ち時間での「君がいる世界」の合唱。かつてソウルコンで聴いたシャヲルの声に同じくすごく大きくて綺麗でした。音程を取るのが難しい曲なので、古くからのファンでもともと歌えるか、もしくは合唱が決まってからかなり練習したか、そのどちらかの人が沢山いたということだと思います。練習用の動画を上げてくれた方、そして事前にサプライズ合唱があることをちゃんと周知して、当日はカラオケ音源を流して歌詞を表示してくれた運営様、ありがとうございました!SHINeeに歌をお返しできるって、すごくすごくいいですね。次回以降のライブでもぜひ継続してほしいです。

最後の最後は、メインステージの光のスロープにまた彼らが戻って、それがゆっくりと上がって彼らの姿を隠してクローズする演出でしたが、スロープが上がり彼らが見えなくなる中、初日は確かテミンが「ただいまぁ!」と、そして二日目はキーくんのアカペラがリードして「1000年、ずっとそばにいて…」のワンフレーズをシャヲルと一緒に歌い、ミノが「いってきまぁす!」と言う、とても明るくて軽やかで次を感じさせる終わり方でよかったです。ライブが終わって寂しいはずなのに多幸感が勝るこの感じ、O-NEW-NOTE終了後のあの時の感覚にそっくりでした。さすがオニュさんがリードするSHINeeだよ、ほんと。

■おわりに

SHINeeがこれまでシャヲルと築いてきた記憶や愛の目線あわせ、そしてこれからに向けて一緒にスタートを切る決意、そのすべてが詰まった貴重な二日間でした。

・テミンへ
→メントではこれまで見たどの現場よりもあどけない仕草で、でも踊り始めると憑りつかれたようで、そして「ジョンヒョンさんでないと歌えない」かもしれなかった沢山のキリングパートを歌いきる姿が、どれも目に焼きついています。何より、思い切ってオニュさんの名前を出してくれて本当にありがとう。あなたたちがオニュさん込みでSHINeeとしてステージに立つことを諦めていないことを示してくれてありがとう。SHINeeはずっといけると言ってくれてありがとう!

・ミノへ
→二日目のサプライズメッセージの後、顔を覆って泣くミノの姿を見て私の頭に浮かんだのは、過去映像で観たFNOの最後のミノの挨拶でした。「自分には皆さんの力になれる強さがあると思っていたけどその強さが正解ではないと気づいた。これからは皆さんにもっと頼りながら、より近い存在になれるように頑張りたい」確かそういう主旨のことをかつてのあなたは言っていたと思います。FNOから6年経った今回、そのときの言葉通りにシャヲルに遠慮なく頼って、遠慮なく泣けたのだとしたら、それは新規シャヲルの私にとってもすごく嬉しいです。大変な状況の中、その腕でみんなをつなぎとめてくれてありがとう!

・キーくんへ
→初日の最初のメントで「今日の気持ちは初めての東京ドームの時の気持ちに似ています」と率直に気持ちを話してくれたキーくん。いつもの万能エンターテイナーのキーくんとは少し違うキムキボムさんを垣間見たような二日間でした。最後の挨拶で「今日は昔の曲とかを色々歌って…(当時は)いつかこれを懐かしいと思いながら歌って踊る時がくるのかなと思っていましたけど、それが美しい事実になって嬉しい」と言ってくれたこと、その美しい言葉含めて忘れません。これからも何度でも懐かしく新しく歌い踊れると信じています!まるでSHINeeとシャヲルが大きめのお家に一緒にいて気さくに集っているような、そんな温かな雰囲気を作ってくれてありがとう。あと、次のKEYLANDは6月か7月ということで期待してます笑。

・ジョンヒョンさんへ
→5HINeeを知らないはずの私が、ジョンさんの声を聞き分けたり、映像のシルエットで何となくジョンさんが分かるようになったり、ミノがトロッコの上でジョンさん物真似して盛大にいじっていることが分かるようになりました。やっぱりあなたの存在感は偉大だし、その唯一無二の華やかな歌声をテミン筆頭に歌い継いで今いる私にも聴かせてくれることにも感謝したいです。これからも現場で沢山の痕跡を見つけていきたいので、よろしくお願いします!

・そして、オニュさんへ
→二日目は3人の姿に夢中になっていたけど、それでも四方に分かれたバクステを見てはオニュさんの位置を確認したし、トロッコは誰と乗る予定だったのかも確認したし、今回沢山歌われた数々の名曲を歌い上げる声を聴きたいなぁという思いはずっと頭の片隅にありました。シャヲルによる君がいる世界、きっと聴いてくださいね。今回のドームの光景が、プレッシャーではなく励みとしてオニュさんの心にとまりますように。きっとオニュさん達なら、持続可能なSHINeeのあり方をじっくり考えてそれを形にできると信じています。SHINeeの音楽活動に関わる人たちも、きっと知恵と力を貸してくれると信じています。「健康だけ回復して戻る」というオニュさんの言葉と、「ほんとうにまたオニュさんと一緒にステージに立ちたい」という弟たちの言葉を頼りに、引き続き待っています。하늘만끔 땅만끔 사랑해。

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SHINee最高。東京ドーム最高。次の「ただいま!」「いってきます!」を心待ちにしてる。