こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

3/8 TAEMIN SOLO CONCERT:METAMORPH @武道館 ライブレポート

3/8-3/10の3日間武道館にて行われたテミンのソロコン(METAMORPH)に、初日のみ参戦してきました!私自身はテミンのソロコン現場に足を運ぶのは初。図らずも、彼がSM Entertainment所属のアーティストとして行う最後のソロコンに立ち会えることになりました。桜ならぬ紙吹雪が舞い散る武道館で目撃した、アーティストテミンの卒業と出発の日の記録です。

■はじめに:ドタバタの現場入り

基本的に時間に余裕を持って行動する系ヲタクなので、これまでの現場はいずれも開演時刻前にはばっちり現場入りして周囲をお散歩するのがいつものパターン。ですが今回は当日普通に仕事&武道館翌日に子どもの卒園式が控えていたこともあって、家を出る直前まで諸々の対応が立て込んでしまい、これまでにないぎりぎりのスケジュールでの出発となりました。
(そもそも子どもの卒園式前夜にライブ行く親ってどうなんや…というためらいも正直ありましたが、ソロアーティストとしてのテミンを日本で見ることができる貴重な機会をどうしても逃したくなくて、すべての準備を武道館前に強制的に終わらせた。夜対応を交代してくれた旦那氏には毎度ひたすら感謝でしかない。)
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↑開演15分前に最寄り駅の九段下到着。駅を出てすぐに武道館の屋根が見えてきた
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↑小走りしながら撮ったのでぶれている件
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↑売り切れ続出のグッズたち
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↑焦りすぎてペンラ点灯も忘れた一枚。行ってきます!

今回は2階スタンドの最後列から数えた方が早い天井席で、会場入りした時にまず階段の傾斜がとんでもなく急勾配で驚きましたが、そのおかげで何にも視野を遮られることなくステージ全体を見渡すことができてありがたかったです。

■セトリ

The Rizzeness
Advice
Black Rose
Criminal
<メント>
Impressionable
heaven
strings 
Not over you
<メント>
She loves me, she loves me not
Light
famous
WANT
Danger 
<ダンサー紹介>
<VCR> 
Door
Guilty
MOVE
<メント>
Night Away 
Blue 
<アンコール>
IDEA
世界で一番愛した人
I think it's love
IDENTITY 

■第一セクション:人ならざるものの降臨 

※以下写真は田中聖太郎事務所様よりお借りしました

本国版メタモフをBeyondLiveで観た時に衝撃を受けた、オープニングの逆さづり演出。武道館設備の耐荷重ではその演出は難しいかもという記事を見かけたりしていたので、演出を変えてくるかなと思っていましたが、実際には装置を本国会場よりも小ぶりにする形で(たぶん他にも色々と工夫しているとは思うけど)逆さづり演出を実現させていました。私自身はアーティストの安全面最優先にしてほしいと考える人間なので、それが保障される範囲内での演出をこれからも期待しています。それを大前提として、黒のキャップを目深にかぶったテミンが天地や重力を度外視した形で地上に降り立つ演出は、どこか人間離れした存在たるテミンが降臨する様子をよく表していて様々な意味でどきどきしました。
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テミンのソロコンに参戦したらやりたかったことの一つが、テミンの踊りを見るのに全集中することで、今回それが叶ったのも嬉しかったです。「Criminal」が曲の途中からロック風に転調して、テミンがバチバチにかっこよいダンスブレイクを決めるところがあったんですが、そこで私は思い切って彼の足元だけを見ることにしました(ダンスできる人=足元に手を抜かない説信望者なので)。結論、ステージ移動する動きも含めて両足ともに普通に接地している時間がほぼ無かったです。Criminalのダンスに限らずですが、常に足元が地面から数ミリ浮いているようなあのなめらかな足さばきは一体どうやってるんでしょうか?

■第二セクション:人ならざるものであり、人であり

Criminalの最後でバサァッと黒ジャケットを脱ぎ捨てたテミン。会場大絶叫。からの次の白シャツを受け取って着用しながらメントを始めました。SHINeeの現場では見たことがないぐらい緊張した様子のテミンは「ちょっと服を整理しますね」と可愛く言いながら慎重に服のボタンをとめます。確かこれに皮手袋とかつけてたよなぁ、あぁでも日本用に衣装を変えてきたのかなぐらいにしかその場では思っていませんでしたが、どうやらこの後着る衣装のことをテミンもすっかり忘れていて、白シャツと黒パンのシンプルスタイルで第二セクションをやりきったようです笑。いや、でもこのシンプルな組み合わせもテミンの人間ぽさが伝わってそれはそれでよかった。
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その他このセクションで印象的だったところとしては、

・Strings
 →スロープもうまく使いながら、後半にかけてどんどんどんどん色っぽくなっていく振付
・Not Over You
 →テミンの声質と曲調がぴったり合っている気がするのと、一人の青年テミンとして歌う姿が垣間見れるこの曲が、音だけ聴いても、Beyondで観ても、武道館で見てもやっぱり好きすぎる
・She loves me, she loves me not
 →ニコニコ笑顔のヨジャダンサーさんと、淡々とした表情のテミンのコントラスト。大人の花占い
・Light
 →ひざまくら。ヨジャダンサーさんの囁きにぱっと目を開けたテミンの眼光の強さ
・Famous~Dangerのテンションぶち上げ感
 →前半、私も含めてテミンの雰囲気に圧倒されてなのか掛け声がちょい控えめでしたが、この曲あたりからの掛け声の大きさが半端なかったです。Beyond観た時にも思ったけど、Dangerの曲のまま「それではここからダンサーさんでぇす!」というテミンの声をきっかけに始まるダンサーパートへのつなぎ含めて最&高。本編と変わらないぐらいダンサーパートもめちゃくちゃ盛り上がってた。ダンサーさん達の実力と演出の賜物だね

あたりでしょうか。あっっつまりほぼ全部…!

■第三セクション:なんて綺麗な

赤の衣装にチェンジ。逆さづりで目隠しの状態から180度回転し、同じく目隠しをした白衣装のダンサーさんに支えられてゆっくりと降臨したテミン。素朴な疑問として、目隠して天地ひっくりかえされた後の状態でも、人間は歌ったり踊ったりできるんでしょうか?踊りのタイミングや距離感は音と歩数で覚えてるのかな…ほんと人智を越えた演出。
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↑今回の衣装ではこちらが一番のお気に入り

「Door」で目隠しを外したテミンが大画面に抜かれた姿を見て、「なんて綺麗な人なんだろう」と今更の感想を抱いた私。各種動画でもさんざん観てきたはずなのに。地上に降り立ったテミンが目隠しを外す仕草と衣装の赤と、目隠しの下にあったテミンの視線が…なんというか別格ですごかった。個人的には、この魅惑の衣装で「MOVE」を魅せてくれたことが本当に眼福でした。これもbeyond観た時に抱いた感想に被るけど、動きの強弱を上手につけて踊れる人はそれなりにいても、曲の世界観に合わせて天使的にも悪魔的にも、男性的にも女性的にも、動きの質感(?)まで変えてくる人って中々いない気がする。

MOVEのあたりでシャヲルの歓声も最高潮になり、テミンも「なんかイヤモニしてたら全然聴こえなくて、今日みなさん声小さいとか思ってましたけど、よかった嬉しいありがとうございます♪」的な主旨で喜んでいたのでよかったです!掛け声、大事。

■アンコール:降り注ぐのは紙吹雪であり桜でありシャヲルの愛

アンコールの掛け声は「イ・テミン、だいすき!」というとってもストレートなフレーズでした。オニュさんがお休みされていたりオンテムは今後事務所移籍になったり、色々と見えていないことが多い状況の中、テミンはじめSHINeeのメンバー一人ひとりに言いたい言葉の一つを思う存分叫ばせてくれたテミンに、改めてお礼を言いたいです。(先日のドーム公演でも、一度は地にまで落ちた私の情緒を一気に爆発させて引き上げてくれたのはテミンの言葉だった)

本国のセトリとは異なり日本語曲の「世界で一番愛した人」を歌ってくれたテミン。その歌の途中で、様々な感情をぐっっっとかみしめるような表情と、時おり涙で声をつまらせながら歌う姿がとても印象的でした。この曲の歌詞の世界線とは少し異なりますが、シャヲルにとってテミンがくれるしあわせはテミンだけのものだしその代わりはいないよ(たぶんテミンにとってもそうでしょ?)、と伝えたいです。
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↑水色ベースの衣装に、ビジューがまばゆく光る衣装がとても上品でよく似合っていた
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↑上記写真のみ、本国のMETAMORPH写真からお借りしました。ちょうどこんな雰囲気で、紙吹雪とシャヲルの大歓声が彼に降り注いでいた

テミンの儚げだけど芯の強い歌声を堪能できるバラード曲でしめくくられた今回のライブ。日本の卒業シーズンと重なったのはただの偶然だったのかは分かりませんが、アンコールで降り注ぐ紙吹雪は、桜のようにも、彼の次なる旅立ちを心から後押しするシャヲルの愛のようにも見えて、それはそれは美しかったです。

■終わりに

「ステージの上で生きる人」であり、「息をするようにシャヲルの愛を求め、その愛を全身で受け取ることができる人」、今回武道館でテミンを見て、そう感じました。
シャヲルを好いてくれているのはSHINeeのどのメンバーも共通していると思いますが、とりわけテミンは「僕を愛して!」というまっすぐで強い気持ちを持っていて、それが直に感じられるコンサートという場が本当に好きなんだということが伝わってきました(「イ・テミン、サランへ!」「イ・テミン、だいすき!」というド直球の掛け声がこんなに似合う人が他にいるだろうか、いや、いない)。ステージに立ち続ける限り、シャヲルがそこに足を運び愛を伝え続ける限り、きっとたぶんこの人は大丈夫。

日本ではちょうど卒業の季節に事務所を移籍していくテミン。SHINeeとしてはもちろん、ソロアーティストとしてのテミンがここからの第二章で生み出す芸術も楽しみに見守っていきたい、そう思える記念すべきライブ時間でした。f:id:skytwo:20240310120641j:image

↑お席が隣になった親子シャヲル様からいただいたソンムル。中身はおいしいワッフルクッキーでした。気さくにお話ししていただきぼっちヲタク感涙です。ありがとうございました!