「夢だったのかな?」6/25の昼下がり、家の近所の公園でこども達が次から次へと摘んでくるシロツメクサを黙々と花束にしながら、私はぼうっとそんなことを思った。
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6/23のSHINeeソウルコンの初日に参戦してきました。様々な意味で忘れられない、かけがえのないひと時の記録です。スタンディングという参戦形式や初のぼっち渡韓のことなど書きたいことは他にもたくさんありますがそれはまた別編にて。まずは何よりも忘れたくない人生初のSHINeeライブ本編についてレポします。
■セトリ
- Chemistry
- Dream Girl
- Heart Attack
- Like it(新曲)
- Atlantis
MC - Sweet Misery(新曲)
- CODE
- テリロガ
ダンサーさん紹介
【ワイルド&大人セクション(仮)】 - Sherlock
- DCM
- Body Rhythm
- Juice(新曲)
MC - Identity(新曲)
- Everybody
- View
- The Feeling
バンドメンバー紹介
【バラードセクション(仮)】 - Replay
- Love Like Oxgen
- Aside
MC - Kind
- Selene 6.23
- An Ode To You
- 再演
【アンコール】 待ち時間にシャヲルでSelene6.23合唱 - HARD
- Hitchhiking
- Runaway
■印象的だった演目
※冒頭の演出、最初は音響トラブルかと思いました苦笑。まんまと引っかかった~
- Chemistry
恥ずかしながら未把握だったこの曲。冒頭のこの曲で上からゆっくりとステージごと降りてくる彼らの姿を見たときは、切なげなメロディの旋律もあいまって、何度見ても三人だという目の前の現実に胸がきりきりしめつけられました。でも彼らの表情や声の表現から、強い前向きな意志のようなものが伝わってきた気がして、徐々にそのパフォーマンスに惹きこまれていき、続くライブも満喫できたように思います。後日、Chemistryではどんなことが歌われていたんだろうと歌詞を調べてみたら、煽情的にも見える歌詞なのに、あのオープニングの彼らの姿を思い浮かべながら読むと、久々にシャヲルとの再会を果たすライブの冒頭に歌う言葉としてこれ以上ないくらいふさわしい、力のあるメッセージに思えました。この曲、大好きです - テリロガ
2018年の映像では、どこも見ていないかのような無の表情&ぐっちゃぐちゃの葛藤が入り混じったような雰囲気と演出でパフォーマンスされていたこの曲が、5年の時を経てメンバーもシャヲルもお互いにじゃれ合うような楽しさをまとった曲へと昇華していることに心動かされました - Body Rhythm
ライブパフォーマンスが大人の色気に振り切ってるすごい曲。曲の途中でミノがジャケット脱ぎ捨てたあとの衣装の衝撃たるや、でした笑。今の彼のフィジカルのいいところを際立たせる、良い意味で衝撃的なスタイリング。
二回目のサビに向けてセンステぎりぎりのところまで全員がゆっくり歩んでいって、サビに入った瞬間ガッッとしゃがむ振り付けが最強でした。あれをセンステの真ん前で観ていたシャヲルは正気でいられたんだろうか - Juice
大人系の新曲。畳みかけるようなアップテンポの音と妖艶な雰囲気がミックスされててとっても中毒性がある曲です。あと何よりも振り付けがかっこいい。踊りたいよこれ。振り付けだけでいえば今回披露された新曲の中で一番好きかも - 再演
バラードセクションの中でも最も心にせまってきた曲。以前、DCMのカムバック期の動画の中で見たオニュさんがSHINeeメドレーを歌ってる映像がすごく好きで、その中でもいつかフルで聴いてみたいと思ったのがこの再演という曲でした。
恐らくもともとはジョンヒョンさんの声がクライマックスで映える曲、それをオニュさんが丁寧に引き継いだ、ボーカル的な力量がすごく必要な曲なのかなと思います。今回その2人が不在の中この曲を3人で歌い上げるというのはすごくすごくハードルの高いことだったはずなのにかぶせでなくそれを歌いきる3人の姿に、それを後押しするかのように歌うシャヲルの声に(私も拙いハミングで精いっぱい叫びました)、あぁ今SHINeeとシャヲルみんなでコンサートしてるのかも、という実感がじんわり胸に広がる時間でした - HARD
アンコール冒頭、真っ赤な光に包まれたメインステージの奥からピアノの旋律が流れて、テミンを真ん中に彼らがこちらに歩みを進めてきたときには鳥肌がたちました。SHINeeがヒップホップ?!でも待てよピアノの音流れてたよね。何この曲は???終始頭は混乱状態。圧倒的なインパクトを持つ、第8集アルバムのものすごいタイトル曲だなと思いました。あとスタイリングが秀逸。テミンの衣装が一見ヒップホップ?でもミノは90年代風の肩パットついた王子様みたいな(?)衣装だったり、キーくんのパッチワーク的な衣装だったりキーくんテミンの髪の遊び具合だったりと、単なるヒップホップ系ではない倒錯的でとにかくお洒落なスタイリングでした。すごい好きです。オニュさんの声が加わるとどんな彩が出るんだろう…アルバム聴くのが楽しみです(6/27現在ちょっと聞いてまた鳥肌たってる。やっぱりオニュさんの声がSHINeeをSHINeeにしてるんだ、、、!)
■各メンバーについて:キーくん
3月のKey Landの時は豆粒大でしか見えなかった彼が肉眼で見えるところにいました。近くで見るとまぁ可愛いこと可愛いこと…3人ともめっちゃ汗かいてたんやけど、キーくんのお肌は汗をまとって更にまばゆいほどに光っていた。「like it」でサブステ移動してきてくれて、ぴょんぴょん楽しそうに踊る後姿をじっと見守るという幸せにも恵まれました。ただ右手はやっぱり本調子ではないようで、右手を少し丸めるようにして、伸ばしきらないようにしながら踊っている姿に胸が詰まりました。体の使い方が上手なキーくんが怪我をするぐらい、今回のライブやカムバに向けた練習はハードだったんだろうな、と。そんなハンデを全く感じさせないバッキバキの踊りを魅せてくれたキーくんはさすがのプロフェッショナルでした。
個人的には「Juice」冒頭で前へ前へと跳ぶように踊るキーくんと中盤Juice飲んじゃうキーくんとラストのグラス割っちゃうようなキーくんが大優勝!あと「Everybody」のミノパート(飲み物飲んでぷはーのところ)をキーくんが担当していて、その時の素敵な顔芸も忘れられません。
そして、オニュさんパートを補い合うにあたってキーくんの少し鼻にかかったようなきれいな高音をたくさん聴くことができたのも貴重な経験だったと思います。キーくん、ありがとう。
■各メンバーについて:テミン
今回お初にお目にかかりました。曲の音符一つひとつを全部掬って踊りに変えてるんじゃないかと思うくらい細やかでしなやかでヒットの強い踊りをこの目で見ることができて私は嬉しい。少しでも油断すると人智を超えた動きを披露してきて、大人セクションで踊るテミンは突き抜けて妖艶だった。キーくんとは違った意味で中性的な魅力があるひと(キーくんのジェンダーレスな感じとどう違うのかちょっとまだ言葉にできてなくて、いつか考察したい)。それでいてトーク中はずっとウフウフピヨピヨしていて、やはりこの人は天使なんだろうかと尊いものを見守る気持ちでした。そしてバラードを聴いていて思いましたがテミンも声が綺麗。他のメンバーとはまた違う色味のある声だなと感じました。ついつい忘れそうになりますが、このひと除隊してわずか2か月ちょいなんですよね?すさまじい天賦の才と努力…誰よりも短期間の準備で仕上げてきてくれてありがとう、テミン。
■各メンバーについて:ミノ
テミンに同じく、今回お初にお目にかかりました。SHINeeって自分が誰ペンだったか分からなくなるような、●●ペンの垣根を越えて各メンバーに落ちそうになる瞬間があると思うんですが、今回ぶっちぎりでその状態になったのがミノでした。
このような状況だからこそ、全シャヲルに片時も寂しい思いをさせない、楽しませるんだ!と言わんばかりのチェ・ミノの本気に、まんまとやられました。もちろん私はオニュペンです。それを大前提として、今回生で目にしたミノの魅力ポイントをあげると、
- ビジュアル
実物のミノは現代の映像技術では表現しきれないという趣旨のツイートを以前見かけたことがあるんですが、本当でした。こんな神話的なスタイルと顔の良さと顔の良さを持った人が実在しているっていったい何なんだろうと、ライブ中ずっと考えていた。 - ダンス+要所要所の視線と表情
大変申し訳ないことに、これまでミノの天才的なビジュアルに気を取られて他の要素を追えてなかったんですが、こんなに踊れる人だったんですね。もともとはダンス経験がなく、練習生の期間も短いところから(グループの中ではダンスも歌もハンデがある状態から)スタートしたからなのか?、とても基本に忠実でまじめでクリアな動きをすることに感動しました。もし私がSHINeeの動画から振りを取るならミノの動きを参照すると思う。そんな生真面目な動きを天性のスタイルの良さを生かして披露するもんだからステージ映えすることすること!あと曲の合間合間の表情とか目線の配り方が完璧。ご自身の魅力をよーく分かった上で、その場にいる全シャヲルにそれを魅せる前提で全く手抜かりなく行っている感じ。「CODE」の間奏部分の軽く飛翔するような動き、その一瞬ふっと笑顔を見せるミノと目が合ったような気がしたときは思わずどきっとしました。あと「Body Rhythm」と「Juice」では大人なミノが特に炸裂してました。このパフォーマンス中、お隣のシャヲルさんがずっと「オットケ。。。」と小さな声でつぶやいていて、私も心の中で首がもげるぐらいうなづいた - 声
華やかなビジュアルとダイナミックなダンスとはまた違う色の切なさがある声。今回オニュさんのパートもいくつかミノが歌っていて、それって多分簡単なことではなくて(もともとボーカルラインでは無かった人が、天性のボーカリストのパートを歌う、という意味で)、めちゃくちゃ練習積み重ねたんだろうなという軌跡が聴きとれたような気がして、嬉しかったです - キャラクター
昔は静かなキャラだったらしい、というのが全く信じられないぐらい、トーク中も含めてたぶん一番元気で、キーくんからもテミンからも好き放題ツッコまれいじられて会場を笑いの渦に巻き込んでいました。たぶんそうあることが今のSHINeeの原動力になると分かって余計に明るく振舞ってくれていたのだろうけど、そういう気遣いや心意気がある点も、良い人だなと。ありがとうミノ。これからもその長い手でメンバーをハグするみたいに、SHINeeをつなぎとめていてください
あと、他メンバーよりちょっとだけ感想長めなのは気のせいということにしといてください笑
■その他、記憶に残った場面
- Dream Girl歌い終わりの暗転直前にミノのほっぺをテミンがつんつんしてむふふとほほ笑んでた。これがツミンなのね…ありがたやありがたや
- トーク中でテミンがシャヲルとじゃんけんしてた。前後の経緯は聞き取れなかったけど会場大盛り上がり
- バラードパートのとある曲の間奏で(どの曲だったかどうしても思い出せないorz)テミン真ん中にしてミノとキーくんが近寄ってくる動きがあったんだけど、たぶんキーくんが動き出しのタイミング忘れてて、先に近寄ったツミンがなんとも言えないほほ笑みでキーくんの方を見つめ、それに気づいたキーくんがこれまた絶妙なリアクションで(ちょっ…おまいらちょっ…えっっ?ちゃんとアイコンタクトしようよタイミング合わせようよおまいら…みたいな感じ)応対していた。めちゃくちゃしっとりとしたピアノの旋律をバックにまさかのコントが繰り広げられる奇跡
- ミノめっちゃ跳んでた。あとファンサの一環としてとあるかわいこちゃんシャヲルをハグしてた
- 本国シャヲルめっちゃ歌う。ライブ中寂しさをほぼ感じることなく没入できたのは、SHINee本体のパフォーマンスはもちろんのこと、シャヲルの声の力も大きかったと思う。私自身は韓国語の歌詞がかなしいくらいあやふやだったけど、彼彼女たちの声に乗っからせてもらい全力でハミングできた。アンコール待ちの時にSelene6.23歌った時も、「1,2,3!」とすごくはっきりした掛け声かけてくれて一斉に歌い出し。最初こそテンポがそろわなかったけど、落ち着いて何回か合わせ直し、最後は綺麗な合唱に収束したのはすばらしかった
■最後に
ライブ全体を通して、演出やVCR含めて、敢えてなのかオニュさんに強くふれることはしていませんでした。時には休んだりするのも自然なこととして大げさに扱わない、誰かがいないときはいるメンバーでSHINeeしていくからという意思表示なのかなと、私の中では前向きにとらえています。
↑ミノスタよりお借りしました。5人いるよちゃんと。
ライブ中はSHINeeとシャヲルの魔法のおかげで寂しさをほぼ感じずに済んだけど、その後ホテルに戻って感想ツイートしているあたりで、このバキバキで大人で艶のある新曲たちをオニュさんはライブでどう表現しようとしてくれていたのか、とか、今回のライブをどんな風に見守ったのか、とか、色々考えてやっぱり切なくなった。
ただ、オニュさんが不在だったからこそある意味冷静に他メンバーの良いところをたくさん見つけることができたし、今までよりももっともっと、SHINeeというチームが大好きになりました。
まずはキーくん、ミノ、テミン、コンサートスタッフの方々。限られた調整期間と大変なプレッシャーの中完璧にやりきった皆さんを心から尊敬します。そしてオニュさん。体力限界ぎりぎりまで、こんな凄まじいステージに向けて準備を続けてくれて本当にありがとう。今回のお休みを通してオニュさんが護りたいと思う未来がすべて護られることを強く信じ、願います。ここからのカムバも、シャヲルと一緒に応援しようね。愛してるよ!