こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

SHINee正規8集アルバム「HARD」:全力投球し続ける彼らへの好きがとまらない

先日、我が家分の「HARD」が届きました♪


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↑今回はPhotobook ver.とSMini ver.です。共同購入したDigipack ver.が後日届くよ♡SMiniは期待通りの可愛らしいサイズ感で、そこにクールなオニュさんがきゅっと収まっているのが素敵すぎて早速ポーチにつけました。

私がSHINeeを推すようになってから初めてリアルタイムで追いかけるカムバック。日々供給される膨大な情報にあっぷあっぷしながらも、今回彼らの活動の核になっているこの「HARD」というアルバムを毎日繰り返し、お守りのようにして聴いています。毎日聴いているはずなのに、そのたびに新しい好きポイントがみつかってどきどきしたり、胸がつまったり。まだまだ宝物がたくさん隠された秘密の小箱を手に取っているような、そんな気持ちになる作品です。
「HARD」という英単語が持つ数多くの意味の中でも、私は以下の二つの意味を今回の彼らの作品と活動に重ねあわせました。

requiring a great deal of endurance or physical or mental effort.
引用元:Oxford Dictionary of English

熱心に、一生懸命、みっちり
引用元:英辞郎 on the WEB

HARDに挑戦し続ける彼らの本気がつまったこのアルバム。約2週間にわたるカムバック活動の締めくくりのタイミングにあわせ、その一曲一曲の音や歌詞やパフォーマンスに、あとは前後の曲とつなげて聴いて思ったことなどなど、拙いながらも言葉の花をそえる記録です。

1.HARD

冒頭のピアノの音にいい意味で大混乱する圧倒的タイトル曲!音楽的な知識がほとんどないので深く解析できないのがもどかしいですが、素人の耳でもいくつか全然違う雰囲気の音がお洒落なパッチワークみたいに組み合わさったすごい曲だなと感じました。
そのほか数あるこの曲の特徴の中でも、個人的にそのダンスの中毒性と再現性の高さが際立っているな、と。本当は他の曲同様難易度の高いダンスなのでしょうが、「あっこれなら私も真似できそうかも」と思って「HARD Challenge」に導かれちゃうような、そんな魅力がある振り付けだと思います。(そして狙い通り?豪華なゲストとの様々なHARD Challengeコラボが実現しているみたいですね!)3回あるサビを、テミン・ミノ・キーくんの順にそれぞれ異なる振り付けでリードしていてどれも良きなんですが、個人的にはテミンパートの抑えめな振り付けが好きです。家でひっそり真似しては、一人HARD Challenge楽しんでます…笑。

2.JUICE

HARDがすごすぎて準タイトル曲に位置しているものの、音とダンスが綺麗にシンクロしてこちらに畳みかけてくるような、すごく中毒性のある曲。歌詞の面でも「classy(上品な)」っていうワードがSHINeeにぴったりなのと、あとは「I think you like me」ってちょっと挑発的に歌いかけてくるのも良きですね。そんなん言われたらはいその通りですぅぅぅううぅ!って答えるしかないやん。

ちなみにメンバーそれぞれのステージでの好きポイントを述べると、

①キーくん

⇨冒頭「こここじょぼりんいかむじょんうんむぉや!(←思っきしひらがな表記ですみません)」の、キーくんの足さばきと前に前に両拳を打ちつけてくる動き。気持ちいいくらいに音にぴったりはまってる。

⇨間奏でジュース飲んで口拭っちゃう動き。とにかく手つきが綺麗。グラスから滴る雫が見えそう。

⇨最後のチーン。ステージによってフフッてしたり強めの表情したりウインクしたりと表情のバリエーションも豊富で見飽きません。

②テミン

youtube.com

⇨これ!この足さばき!!!足元どんだけ細やかで賢いのこのひとは…!!!!!

③ミノ

⇨ラストの「You got the juice Got the Got the juice」にあわせて皆で左にフンフンフン♪(←表現もう少しどうにかならないのか)と動いていくところ。ミノの声に動きがぴったりはまっててこれも中毒性があるパートだと思う。

そして個人的な欲を述べるなら、いつの日かオニュさんの「I think you like me」と「자 어디론가 흘러가자 You're so special baby」をこの目で観て沼の更に更に奥底へと落とされたいです(←重い)。絶対、絶対似合うと思うんですこの動き…!

3.10X

圧倒的スーツ曲。ステージでのスタイリング含めシックで大人なSHINeeの魅力をたっぷり味わえる曲です。スーツと言えばMaker版の美しすぎるSHINeeの姿がありましたが、今回の活動におけるステージでは着用されていなかったような。これはオニュさんお戻り後のお楽しみということでいいですかね…わくわくわく。

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4.Satellite

イントロ部分、オニュさんの柔らかな声を他メンバーの声がそっとくるむような、優しさの権化みたいなコーラスが印象的な曲です。衛星、というキーワードが、ぱっと美しく打ち上がる花火のように歌われています。たぶんこの曲と「Insomnia」はコンサートやステージでの披露がまだされていないかな?ステージに乗るとどんな雰囲気になるのか…10Xの流れでいくならスーツでシックにきめるのかな?いやでももう少しカジュアルにシャツスタイルもよさそうな。まだ見ぬステージへの想像をふくらましてくれます。


5.Identity

「混沌と葛藤を越えて、僕たちSHINeeは確かにここにいるよ、これがSHINeeだよ」という趣旨の力強い歌詞に強く心を動かされる曲。「SHINee we back」という、HARDのMood Samplerに登場したメッセージにもつながっているのかなとも感じました。

6.The Feeling

15周年の記念曲としてこの曲が公開された時の私の印象は以下の通りです。

清涼感と疾走感たっぷりの、私の好きなSHINeeらしさいっぱいのよい曲でした。冒頭の波の音、カモメの鳴き声、キーくんの声に重なるオニュさんの柔らかいバックコーラスの声だけでもう胸がいっぱい。彼らのSTILL SHININGでのコメントをそのまま昇華したような歌詞もすごく素敵。特に「闇を燃やして光を見せる」という主旨のサビの歌詞は、様々な過去を経てきたSHINeeだからこそ言える、納得感ある力強いメッセージとして胸に響いてきました。SHINeeからシャヲルに、そして時にはシャヲルからSHINeeに、お互いに闇を燃やし光を見せあって走り続けてきたのかなと、そんな風に想像しています

上記の印象は今も変わらずあります。更に、この曲をHARDというアルバムの曲順で聴くと、直前の「Identity」でここに確かにいることを強く宣言しカムバックした彼らが、これから(たぶんメンバーと、そしてシャヲルと)一緒に描いていきたい明るい世界観がより美しくみえてくるような気がする、そんな一曲です。

7.Like It

圧倒的に音が大好きなのがこの曲。軽やかで涼やかな風が音と一緒に吹き抜けていく感覚が心地よいです。ありがたいことにこの曲を聴くと、KSPODOMEのサブステで跳ぶように踊るキーくんの後姿と、それにあわせて淡い水色衣装のビジューがキラキラッと光ってたことを一緒に思い出すことができて、ふわっとした気持ちになれる。

歌詞についても、「The Feeling」というタイトルを冠した曲の後に「오감마저 삼킬 Adventure(五感さえのみこむアドベンチャー)」と早速歌っちゃってて、攻めてる歌詞だなぁと思います。五感さえ飲み込まれた先にあるのは「푸른빛의 낯선 느낌(青色の見知らぬ感じ)」。「푸른(青い)」という色が歌詞に用いられているのも、SHINeeならではのみずみずしさを表現するのによく似合っているなと思います。

8.Sweet Misery

「Like It」からがらっと雰囲気が変わり、耽美で退廃的な歌詞が印象的な夜っぽい曲。実はこの曲にも「푸른(青い)」という色が歌詞に盛り込まれてているんですね。同じ青なのに、「Like It」ではみずみずしさや希望、「Sweet Misery」では哀しみ、と、曲の文脈ごとに全く違ったニュアンスで歌われているように感じられるのも興味深かったです。

9.Insomnia

「Sweet Misery」で迎えた夜が更に深まったような世界観が広がる曲。初めてこの曲を聴いたとき、夜の向こうからぼんやり聴こえてくるようなイントロの彼らの歌声に、中でも一本すっと真っ直ぐな線が通るようなそれでいて繊細なオニュさんの歌声に、一瞬めまいに似た感覚を覚えた。お休みに入る直前のオニュさんの体調のことを思うと、彼がインソムニアというキーワードの歌を歌っていることに胸がちくちく痛みますが、そのことを差し引いてもなおオニュさんの声がすごく際立つ一曲だと思います。ちなみに「midnight feelings」と歌うオニュさんの声に真っ昼間から簡単に心をもっていかれたのは私です。


10.Gravity

「Insomnia」で深まった夜もやがては明けていきます。そんな夜明けを感じられるような曲です。そういえば「Astra(星)」とか、「Satellite(衛星)」とか、「Gravity(重力、引力)」とか、今回のアルバムは宇宙がテーマの1つだったりするのかしら?いずれにせよ、この曲で歌われている、お互いに優しくひきあうような世界観がとても好きです。

こうして夜は必ず明けて、そしてまたHARDに歩んでいく。

オニュさんの力

今回オニュさんがお休みされていることもあり、今まで以上に彼の声に全集中して、その存在を探すようにアルバムを聴きました。結果、時には先陣きってリードするように、時には包み込むように、時には力強く骨太に響くように、様々な彩りをもったオニュさんの声を、全曲通して見つけられたのが嬉しかったです。やっぱりオニュさんの声が、そのあくまでも柔らかな存在が、SHINeeSHINeeたらしめているんだと、改めて思います。何が言いたいか?オニュさん、만나고 싶다.

おわりに:SHINeeが私の心を駆り立てるのは

デビュー15周年を迎えてなお現状に安住せずに、新しい表現を魅せ続けてくれるSHINee。その輝く表現の結晶みたいなアルバムを手に、今回のカムバック活動を応援することができて本当に良かったです。

挑み続ける彼らを見て胸がぎゅっとしめつけられる気持ち、この気持ちは一体何なんでしょうか?心からのリスペクト。大切に思う気持ち。彼らのひたむきな姿勢や、どこか愛らしいそのキャラクターへの親しみ。かけがえのない軌跡(奇跡)を目撃してまぶしく思う感覚、このひとたちを絶対に手放したくない失いたくないという切なる欲・・・それらが全部入り混じっているような気がします。

HARDなカムバ活動お疲れさまでした。これからもコンサートやらツアーやらが目白押しですがどうかこれからも持続可能な形で、元気でいてください。その歩みをできれば長く、見守らせてね。