こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

無題

結論、ファンには推しを守る力も権利もないと私は思う。それと同様に、推しに指示を出す権利もないと、そう思う(力はどうやらお金で買えるようだが)。
悲しいかな、視野を欠いた言葉で推しを傷つけることは私も含めどのファンでも簡単にできるらしい。
鍛錬を沢山沢山重ねればもしかしたらできるかもしれないことは、誠実さとユーモアと理解に満ちた言葉で、推しの励みになること。
ならば私はその「もしかしたらできるかもしれない」可能性に懸けて、これからも一人称で冷静に言葉を紡ぎたい。
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私はシャヲルだけど、現XにおいてSHINee公式アカウントもSHINee Japan公式アカウントもフォローしていない。前者は、どのみち他の人が高速でシェアしてくれる情報だから(同じ情報が延々RTされるので少しでもTLをすっきりさせておきたい)。そして後者は、前述の理由に加えてしばしばコメント欄がうるさくなるから。
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ここ1週間ぐらい、推し様のTL周りがまたまた騒がしい。騒がしいのはしょっちゅうだけど、その騒がしさにずんとした悲しさと心底ぞっっっとする感覚をおぼえるのはたぶん1年ぶりだ。去年のGW前後、オニュさんの趣味活動周りの騒ぎがあった時におぼえた感覚と似ている。あの時アカウント作って二か月ぐらいしか経っていなかったけど早々に垢消ししようか真剣に検討したぐらいぞっとして、垢消しを保留にするかわりに諸々を鋼の意志でミュートしまくって、おかげでそれ以降わりと平和なTLで暮らせていたのにこれだ。まだまだ自衛が足りないな。
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一応自分の備忘のために事の顛末的なものを書くと
・3/13:ミノが日本の地上波TV番組「最強スポーツ男子頂上決戦2024」に出演することが発表される
・3/13~:そのことに対して一部の(主に韓国の)シャヲルから「歌手や俳優といった本業に専念させるべき」「本業ではなく、かつ怪我等のリスクがあるスポーツ競技会への出演は取りやめるべき」という主旨の抗議がSNSで上がる
・3/19-20:韓国で一部のシャヲルの出資によるトラックデモが行われる
※調べてみたら、韓国でトラック出すのは1日あたり平均「40~50万ウォン(4万4000円~5万5000円)」程度でできるらしい。ドームのプレチケ約2回分。高いのか安いのか
・3/20:SHINeeマネジメントのPRISMプロダクションから公式声明文がでる←イマココ

↑公式のXアカウント投稿引用f:id:skytwo:20240320224546j:image

↑投稿画像の自動翻訳 

今回の事案に対する見解はこの公式さんの極めて真っ当で冷静な声明文が全てだと思うので、その点については私は何も気にしていない。間違ってもミノ本人に釈明させることがないようにちゃんと言う事言って守ったという点についてはありがとうと言いたい。(同様の対応を、一年前のオニュさんに対して行ってほしかった、と思うけど)。とはいえ収録日までまだ日数あるし抗議も続く可能性があるから引き続き冷静な対応を会社には期待したい。頼みます。
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私がうんざりするのは、そういった事案をきっかけに噴出する声、声、声声のこと。私は基本的に推しに指示出しできるのは会社だけだと考えているので、どの国のファンであってもいちファンが推しの活動に対してああせいこうせいと要求するのは筋違いだし、何より、それぞれにとっての「正論」を言い訳にして、相手に銃口を向ける言葉を発することを正当化するその姿勢や、「これがファンダムの総意です」的な異様に大きい主語には違和感しか感じない。否、殆どの文面には主語が誰かすら書かれていなかったな。ぞっっとする。「私は抗議します」とか「私と、私のフォロワーのAさんとBさんとCさんは嫌です」とか書いてくれたらまだすんなり受け止められるのに。
そして個人的には、そういった銃口めいた言葉に対して怒りの感情が主にある言葉をぶつけかえすこともまた同様に、心がひやりとする。物事を前に進めるのに役に立つ行動だと思えないむしろ悪化させると思うから。今回公式さんが声明出してくれたから良かったけど、そうでなかったら、「こっちが正当に抗議してるのに日本のファンときたらほら、ヒステリー起こしてる」的に更にファンダム内での対立構造が深まって、結果推し本人が動くしかなくなっていたかもしれない。今のところその未来が回避できていて本当に良かったと思う。(←訂正。ミノさん泡でごめんね的な発言はあったっぽい。ファンダム内で自浄できなくて本当に情けない。)
かといって黙るのも違う。怒りが芽生えたときこそ冷静に、穏やかに、きっぱりと、相手にとって分かりやすい言葉で、推しに対して温かい発言を行うようにしたいと、私個人は常々思っている。推しの言動を支持できなくなった時に行うのは他者批判ではなく、自分自身がファン卒することだと思っている。ファン同士の対立はネガティブ要因以外何も生まない。
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ぞっっとすると同時にずんと悲しくなる気持ちもあって。これは完全に私の主観なんだけど、「安全が~」とか「本業に専念~」云々のそこだけ見れば正当なロジックの根っこには、「なんでわざわざ日本で活動するの?」という叫びがあるように思えて、その点については日本人ファンとしてかける言葉も見つからないし、論を尽くしたところでお互い理解し合うのはどうしても難しいと考えるから。(本国以上に日本での活動に注力していた時期があるグループだということは新規ファンの私も何となく知っているし、話を大きくするなら日本と韓国の歴史的な背景もあるし、もしそういった長年のネガティブな思いもあるのだとしたら、余計に。)

そのわだかまりがある以上、今回と同じような事案は何度でも起こるしお互いに理解し合うことは困難なのかな、と思うとたまらなく悲しい
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だからせめて、根本的に理解し合うことが難しい人も同じファンダム内にいることを分かった上で、私はいちシャヲルとしてこれからも一人称と「その言葉、推しの目の前でも言える?」という自分への問いかけを忘れずに言葉を発していきたいと思う。
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↑ダブルレインボー見た!鬱々としていた気持ちがぱっと晴れて、こうしてSHINeeのこと書く気力もわいてきてありがたい限りだ

この文章をもって今回の事案に関するもやもや発言はおしまい。今日からまたマイペースに推し活を続けていくこととします。