上の子の「小芝居(多様なシチュエーションによるごっこ遊び)」が好きで最近ちょこちょこ書き留めているんですが、彼女の2歳3歳当時の動画観返してたら、現在の小芝居に通じるおしゃべりをしていて、その宇宙的な語彙やパンチの効いたストーリーに圧倒されたので文字起こししてみた、という話です。
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■「わんわんの復活」2歳10か月
(某日。寝室にて百科事典を膝の上に広げながら)
娘:ここはといれでここはおへや…でもなかなかみつかないようで…ないているのに…わんわんは…わんわんはないているのに…しょうがないって、おもった。でも、ひとはいなかったの、ちの。ふうせんきをかしてしらべておこうっていいました!(中略)べーってしんだの。でも、うんちのあとはすっかりよくなって、娘ちゃんが、ぱんつをはかせて、わんわんはきっとよくなるしそうかなっておもいました。でももしかすると、わんわんはいちおううぇいとか、わかんなかったことをかんがえたとみやぱって…はい、おしまい(ニッコリ)
■「きょうみるゆめ」3歳11か月
(某日。やっぱり寝室にて)
娘:おばけとどろぼうが空から…まずはねぇさいしょえっと妖精が、ひとのものをかくして、で、どろぼうとおばけがわるいっていって、それで、おばけとどろぼうが雲の上から…川の下に…つきこんで、それで、妖精は息ができなくなって…それで娘ちゃんが、さいごには娘ちゃんが釣りでひきあげて仲直りしたんだよ。(おもむろにベッドの上に立ち上がり)そういうゆめをきょうみるんだよ!
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いずれも彼女の脳内ファンタジーがそのまま言葉になってあふれ出てきている感じで、今とはまた違った不思議なかわいらしさがありました。2歳では不明瞭で唐突におわっていたお話しが3歳になると「誰が、どうした」という主述関係や落ちがちゃんとあって、更に現在ではお話しづくりに加えて、そのストーリーに周囲の家族を登場人物として巻き込んでくるところが成長しているなぁと感じます。
↓「小芝居」最新作
年長さんとしての初登園前夜は、「この前プール教室行ったら、ビート版も腕輪もつけずに泳げちゃってびっくりしたんだよ…」と寝床の中で語りさめざめと泣いていた娘。感極まって泣く、という表現もできるようになってきているんだね。これから一年間の彼女の枠の広がりを見守るのも楽しみです。
歳を重ねることは冒険、若さは圧倒的な希望。