こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

「The 25 Best K-POP Albums of 2023(2023/12/29)」一部翻訳

今年からオニュさんやSHINeeのことを本格的にブログに書き始めて、なんだかんだこの記事含めて53本書いたようです。ぱちぱち。
ぱっと見て映える表現はできないけれど、その分、彼らについて自分でみたこと読んだこと聴いたことについて、2024年も率直に書き続けることができますように。(できれば、嬉しくてたまらないトピックについて沢山書きたい!)
2023年最後のブログは、先日Billboardから発表された、「The 25 Best K-POP Albums of 2023」にオニュさんのCircleが一位に選出された記事の、オニュさんに関する箇所を一部抜粋&要約を記録します。オニュさんの音楽界への貢献とその作品について良い形で評価をされたことが嬉しいし、誇りです。オニュさん、本当におめでとう!!!!!

記事原文はこちらです。特にこの記事の最後の一文を自分にも言い聞かせながら、2023年を締めくくりたいと思います。

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オニュが2008年にSHINeeとしてデビューして15年後にようやく最初の正規第1集ソロアルバムがリリースされたと考えるのはいささか不道徳なことかもしれないが、シンガーソングライターである彼自身は、これがCircleにとってパーフェクトなタイミングだったと言うだろう。オニュが明かした、この作品が辿った行程は、今年リリースされたどの作品とも違う。オニュは2022年初めにリリースしたDICEよりも先にCircleのタイトル曲をレコーディングしようとしていたが、その時点では完璧なレベルに達していないと感じこの曲を一旦保留にした。オニュはその後Circleの制作工程、音のミキシング、マスタリング、チューニングの細部からレコーディングに至るまで全てに携わり、シンガーソングライターとしての芸術的表現への惜しみない貢献を証明した。

タイトル曲の“O(Circle)”は、電子音と弦楽音が交じる魅力的なサウンドでアルバムの幕を開ける。そのゴスペル調のサビは、輪廻する生命の本質や、記憶・感情そして夢の儚さを歌う歌詞を強調している。Circleのアルバムに盛り込まれた10曲は、それぞれが曲の冒頭から終わりまでの間にユニークな緩急をつけている。“Cough”のそよ風のようなメロディは独りの寂しさをテーマとした歌詞ともの哀しい弦楽器音によるブレイクダウンとともにあり、“Rain on me”はアグレッシブなアコギによる演奏音の後にムードある心に響くようなバラードへと姿を変える。
甘いサプライズもたっぷりだ:オニュはジャズラップハイブリッドな“Caramel”でスキャットを披露し、“No Parachute”では彼のインディロックな一面をちら見せしている。

このアルバムの心地よい流れは、オニュの代名詞ともいえる確固とした、それでいて控えめなボーカルによって支えられている。Circleのアルバムが、誠実さと回復力を歌った穏やかなピアノ曲のバラードの“Always”によって締めくくられることから、聴き手は、この作品はオニュが過去の声帯手術を含む、彼の健康面の課題を乗り越えてきた公的な道のりの比喩なのではないかと思いをめぐらせる。たとえCircleのクレジットにオニュの名前が書かれていないとしても、15年にわたる彼の挑戦がもたらした感情的な深みを誇るこのシームレスな楽曲集にはオニュの存在感が紛れもなく感じられます。それは、A&Rを急いだりすることでは決して得られない、時が満ちたときに初めて到達できる内省なのだ。アルバムリリースのスケジューリングから最後の一曲のメッセージに至るまで、プロジェクトを動かす適切な時機というものが明確にオニュの中にはあるのだろう。