こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

KEY 韓国セカンドミニアルバム『Good & Great』:続・キーくんの世界観に関する備忘録

先日我が家にお迎えした『Good&Great』アルバムに同封されていたIDカード版キーくんには、オフィスコンセプト重視のケースをお迎えしました。なおアルバムをただ開封して妄想するだけの小噺はこちら

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↑このまま職場もっていっても何ら違和感はなさそうだ。ディティールにこだわるなら目玉クリップどめ&金属ワイヤーのストラップにした方が現物に近くなりますが、今回は簡易版ということで。

週末からいよいよSHINeeの日本アリーナツアーが始まります。HARDのアルバム制作やコンサートと並行してキーくんが準備してくれた、「Good& Great」という作品。カムバ活動を通して季節の変わり目を励ましてくれた曲それぞれに対して、一言ずつですがIt's so Good & Greatの言葉をそえていく記録です。

01. Good & Great

それぞれの「オフィス」に生きる人たちすべてにキーくんが送る、軽やかな応援歌です。私が認識している限りこれまでのキーくんソロアルバムのタイトル曲は「BAD LOVE(宇宙行っちゃう)」「Gasolline(もはや地球というよりキー星の国王)」など結構癖強めなコンセプトと絢爛豪華なラインナップが多いイメージでした。今回がらっと雰囲気を変えて、多くの人にとって身近なオフィスコンセプトで攻めてきたキーくんの表現力の多様さたるや。一体彼の頭の中のアイデアボックスはどういう構成になっているんでしょうか…本人が興味を持つテーマが幅広くあって、かつそれぞれのテーマに対する習熟度がとても深い人なんだなぁとただただ感動します。(あと個人的な話になりますが、今私自身の仕事の一環でインターン生のお世話係もやっているので、インターン生ルックに身を包んだキーくんにいたく興味をひかれた作品でもありました。)

すごく軽やかで覚えやすいメロディとともに、歌詞も素敵です。「みんながんばろうぜ~」とかではなくて(もちろんそういう言葉が力になるときもあるのだが)、「OK自分うまくやってる、いいこだ」と自分自身を応援する姿をみせることで、結果的にそれをみている私を何よりも励ましてくれた世界観に、ありがとうと言いたいです。

02. Can't Say Goodbye

今回の6曲の中でも特にレトロを感じる曲。キーくんがレトロがすごく好きで、彼が生み出す作品にはどこかしら懐かしいおしゃれさがあるんだなということを再認識する曲です。歌詞の内容的には好きな人(恋人?)との別れが苦しくて、でもお別れしないといけなくて、でも苦しくてお別れしがたくて、という主旨かな?私自身の勝手なイメージとして、キーくん本人は恋愛においては去る者追わずだけど、家族はじめ自分が芯から愛する人にはずっとずっと離れがたい気持ちを持ち続ける人、という印象があるのですが実際はどうなんでしょうか。

03. Intoxicating

恋愛中毒まっしぐらを感じる曲です。例えば「『CoolAS』な彼に取りつかれたわたしの気持ちを歌った曲」だろうか。私は恋愛どっぷり系の歌が少し苦手(何事も軽やかにフラットにありたい性格なので、そういう曲の世界観にうまく共感できない)なんですが、キーくんが歌うと上品にさらっと楽しく聞くことができて嬉しいです。きっとこれもキーくんの人となりがなせる技。

04. Live Without You

「Can't Say Goodbye」では別れ難いと述べていましたが、この曲では敢えてきっぱり決別しています。きっぱりlive without youと言い切る一方、曲の後半でどこかぽーーっとした雰囲気の音とキーくんの声が響く箇所(1つ、2つ、君をあけていって〜的な歌詞のところかな)のギャップがツボです。

個人的には「CoolAs」に並ぶしびれる振付ができそうなダンス曲だと思うので、きっと次回のキーランドで披露してくれると信じています♪

05. CoolAs

キーくんの良質な自己肯定感がたっぷり味わえる英語曲です。この曲に関しては音楽番組でのパフォーマンスを観てとても気に入ったので、思わず自分で歌詞翻訳しました。「自分のそばではいつも天使たちが聖歌を歌ってくれている」という主旨の表現があって、クールな曲調の中にとても綺麗な言葉で自己肯定感が表現されているのが素敵です。そこにちょっとナルシストな表現も入っているんですが、キー君が歌うのだからもう納得せざるを得ません。番組でのパフォーマンスでは、「coolas」と歌うところでキーくんが右手で前髪をさぁっとかきあげる振り付けがあって、それがもう最高に分かりやすくクールでよかったです。この曲好き。

06. Mirror, Mirror

ハープのような優しいイントロの音が印象的な、キーくん作詞曲。朝「Good & Great」で気合を入れて仕事に出て、くたくたになって家に帰ってきた夜中、ひとりそっと鏡をのぞき込むキーくんの姿が思い浮かぶような、そんな曲です。以前何かのインタビューで「僕は白鳥ではないことにある時気づいた」という主旨のコメントをキーくんが述べているのを観たことがあります。完璧に見えるキーくんの可愛さも、かっこよさも、美しさも、機転の良さも、それらは決して生まれつきのラッキーな才能ではなく、彼自身のすさまじい努力によって仕上がっているものであり、私たちの目にふれないところでは、日々自分の限界の枠に向き合いながらじりじりとそれを広げ続けているのかもしれません。

そんな全力投球で自分を高めるキーくんの姿はSHINeeの他メンバーのスタンスにも通じます。中でも特にキーくんが優れているのは、そこに悲壮さがなく、常に軽やかであること。思慮深い軽やかさがあること。私がキーくんを尊敬してやまないのは、そういうところなのかもしれません。
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改めて、キーくんカムバ活動がんばってくれて本当にありがとう&お疲れさまでした!そして32歳のお誕生日おめでとう。息つく間もなく今週末から日本ツアーが始まりますね。HARD期の時と同じメッセージになりますが、どうか持続可能な形で、元気でいてください。これからもキーくんが魅せる世界観にあっと驚くことを楽しみにしています。

10月のインガLIVE in TOKYOも行けることになったので、そちらもレポできるのが今から楽しみだー♪♪