オニュさんの新作アルバム「CONNECTION」のフィジカル音源第一弾(フォトブック版)が我が家に届きました!思ったよりも早く届いてほくほく。嬉しいので早速開封しました。まだこれから入手されるのを楽しみにしている方も多いと思うので中身公開は控えめに、とはいえ店舗特典トレカとか中身の写真を一部掲載しますのでネタバレ厳禁の方はこの先ご注意ください。
■アルバム開封
今回届いたのは、MAKESTARという店舗でオンライン購入したフォトブック版二種のうちのINSIDE ver.でした。
空と入道雲のような大きな雲。開かれた窓。窓部分の紙細工も凝っててお洒落
中身を見ようと一番分厚いフォトブックをまず抜いてふとケースを見るとこのオニュさんポスターと目が合った!これ、狙った仕掛けだとしたら良い意味でどきっとさせられる素敵な仕様だと思いましたメッセージカードのようなもの。「ALL WINNERS」
「この長いトンネルの終わりに、僕たちの勝利が待っている、そしてどんな状況であろうと、今日みたいな笑顔でもって耐え忍んでいけることを、僕は願っています。(※筆者意訳)」
困難な状況を"Overcome(打開する、乗り越える)"ではなく"endure(耐え忍ぶ)"という言葉を選んだもの、そういう経験をこれまで数多く重ねてきたオニュさんならではなのかもと思うと、胸がぎゅっとなります。笑顔で耐え忍ぶという、優しい強さを思うと。
パッケージの細工や同封されているアイテム含め、紙の細工がとても凝っていてアナログ人間としてはたまらない魅力たっぷりのフォトブック版でした。もちろんフォトブックに掲載されているオニュさんの姿がたいそう素敵なことは言わずもがな。今後Digipack版 SMILE版も順次購入予定なので、それぞれどのような特長があるのか確かめるのも楽しみです。
店舗特典のトレカが可愛すぎて可愛すぎて悶絶。今回生まれて初めてトレカ目あてて購入先を選びました。MAKESTAR主催のヨントン応募特典だったので、万が一にも当選しないように(日程的にNGだったので)、一枚だけ心を込めて購入し、望み通りの結果を手に入れました笑。送料高かった、、でも後悔は全くないです。
フォトブック版に同封されているランダムトレカや歴代のお気に入りたちとともに早速飾る。30cm四方に満たないこの空間に、私のヲタクとしての幸せが凝縮されております。
■オニュとマエストロ
1月10日に公開されたこの動画、すごく良かったです。
www.youtube.com
内容としては、オニュさん自ら今回のアルバムのキーメッセージや各曲(만세、Winner、Conversation)に関する詳しい解説を行ってくれて、それぞれの曲のLive Clip映像まで盛り込まれているとても贅沢なもの。アルバムリリース日当日に韓国でリスニングパーティーが行われたとのことですが、実質これはオンライン版リスニングパーティと言ってもいいのでは?しかも無料。ありがたい限りです。
終始、オニュさんが一つ一つの言葉をとても論理的で具体的に紡いでいるのが印象的な映像。前作の「FLOW」もそうだったけど、アルバムのプロデュースをオニュさん自身で行うようになったことで、従来オニュさんの中に抽象的にあったメッセージを、プロデューサーとして明確な言葉に落とし込みそれを外向けに発信するようになった(そうできるようになった)のかなと思いました。FLOW以上に率直で強いメッセージを感じる今回のアルバム。すごいなぁオニュさんどんどん開花しているなぁ。収録曲も含めて今後沢山聴きこむのがますます楽しみです。
最後に、多くのメッセージが語られたこの映像の中でも特に私の心に残ったところをメモして結びとします。
- 「Winner」のステージで、観客とどのように呼吸を合わせたいかという話題になった際に、「ポストコーラスの部分では『僕が人生の勝者だ!』って叫べるいい経験がつくれると思う」と話すオニュさん
→私がWinnerという曲についてひっかかっていたいくつかの問いのうちの一つ、「オニュさんは何に勝つことを想定しているのか」へのアンサーだと思った。誰かと比べてではなく、あくまで自分の人生において勝つ。相対評価ではなく絶対評価。私は個人的な事情から勝つという言葉に今でもすごく苦手意識があるし、仮に誰かから「Winnerになろう」と誘われたとしても、その文脈によっては相手がたとえオニュさんであったとしても「いいえ結構です。勝ちたくなどありません。」と言うと思う。だけど、少なくともオニュさんは「誰かを打ち負かす=勝利」的な単純構造で考えているわけではないこと、恐らくだけどオニュさんにとって「一緒に幸せになろう」というメッセージと「誰もが人生の勝者だよ」は同義なことが映像から伝わってきて、私にとっては本当によかった。その前提でオニュさんから言われる「Winnerになろう」という言葉であれば、「そうだね、一緒にそうしましょうか」と答えられる気がした。 - 「誰にでも等しく価値があって疎外されるべきではない。これが僕の大きな価値観」というオニュさんの言葉
→年末に観た紅白歌合戦の審査員をつとめた吉田恵里香さん(朝ドラ「虎に翼」脚本家)が言っていた、「来年は誰も省かれることのない年になりますように」という言葉を思い出した。あの朝ドラは憲法14条(法の下の平等)を軸に、どんな属性の人も否定しない、マイノリティを置いてけぼりにしない、どんな生き方をしてもいいということを様々な形で伝えてくれた良作品と認識している。私の心に訴えかける作品を生み出す表現者が伝えるメッセージは、どこかでつながるのかもしれないと、そう感じた。