夏のある日、2025年のSMTOWN in Tokyoの関連動画やら写真やらがSNSのTLに流れてくるのをぼんやりと眺めていた時、ふと見慣れないような、でもどこかで見たことがあるような青年の写真に目がとまった。
元RIIZEで、今年ソロデビューしたスンハンさんだった。今はXngHan&Xoulというユニット名で、ほか2名のダンサーさんと共に活動しているらしい。
SMTOWNのアーティスト集合写真では、キーくんと対で写っていた彼。キーくん(1991年生まれ)があまりにFreshで、そしてスンハンさん(2003年生まれ)があまりに大人びているため、この二人が12歳差だということが本当に信じられない。
なぜスンハンさんのお顔に何となく見覚えがあったかといえば、昨年この人のグループ脱退に関する騒動の時に、どんな人なのかを少しだけ調べたからだ。調べたといってもスンハンさんの公式プロフィールとか、グループ所属時代のFancamとか、そういうの。身体の骨格が特徴的な美しさを持ち、軽やかでダイナミックでお洒落な踊りをする人だと思った。SHINeeで言うならキーくんの踊りに近い。つまり、私の好みの踊りをする人だった。どのような経緯で休止・グループ復帰通知・数日後にグループ脱退通知となったかは私には分からない。が、ネット上の大量の誹謗中傷コメントとともに、顔も知らない人間から大量の弔花が送りつけられるという経験は、20歳をすぎたばかりの青年にとっては(誰にとってもそうか)酷すぎるし、それを理由に命を絶ってもおかしくない状況だと思った。このまま芸能人を続けるのかどうかは当時分からなかったが、生きていて欲しいと漠然と思った。
そして一年後の今年、SMTOWNに出演したスンハンさんの姿を「発見」したのである。何かの御縁だと思って、XngHan&Xoulのデビューシングル「Waste No Time」を聴いてみることにした。一年以上活動を休止せざるを得なかった状況を経てのソロデビュー曲のタイトルが「Waste No Time(少しの時間も無駄にしたくない)」。どストレートな皮肉が効いていて印象的だった。そんなironicな曲名とは対照的に、音も歌詞も振付も、めちゃくちゃ青春ど真ん中を感じる良曲だった。こうして私は「Waste No Time」という曲のファンになった。
↑ティザーかな?SHINeeの「The Feeling」のMVとかもそうだけど、いろとりどりの何かが舞い散る構図はわりと無条件に好き。
↑MVはモンゴルで撮影されたとのこと。私も今のスンハンさんと同じくらいの年齢のときに旅行でモンゴルの草原を訪れてすごく気持ちの良い場所だった記憶があるから、ちょっと親近感。
↑東京オリンピックのポスターみたいな、なんか良い写真。3人とも手足が長い!そして細い。絞っている、というよりかは日頃の運動量の多さと若さゆえの代謝のよさで自然とほっそりしてる感じ。
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音とかのよさについてはとにかくMVや音楽番組の動画を観るのが一番分かりやすいと思うのでここでは割愛。代わりに特に大好きなサビの歌詞を和訳して書きとめておく。
※ハングル部分はMVの字幕を参照&英語部分は個人の意訳です。
I don’t wanna waste no time
Wanna waste no
少しの時間も無駄にしたくない
I don’t wanna waste no time
no more
もう、少しの時間も無駄にしたくない
I don’t wanna waste no time
Wanna waste no
I don’t wanna waste no more
I don’t wanna waste no time
Wanna waste no
I don’t wanna waste no time
no more
同上
끝없이 펼쳐진 날개를 펴
果てしなく広がる翼を開いて
We’re in wonder mode gear up
ワクワクモードにギアを入れてく
Sun is up risin’
太陽が昇ってる
Wonder mode dive in
ワクワクモードに没頭する
내 손을 잡아
僕の手を取って
Let’s just make a move
さぁ一歩踏み出そう
Moonlight is shinin’
月が輝いてる
Wonder mode drivin’
ワクワクモードは進み続ける
지금을 기억해
今を覚えていて
We got no time
僕たちには時を無駄にしてる暇はないんだ
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「risin」で腕を太陽の軌道のようにぐいーんと180度動かす振付や、時計の文字盤と秒針を模したような振付など、とにかく踊りの表現もストレートで観ていて気持ちが良い。音や、歌詞や、振付のどれもすごくからっと明るい若さや青春を感じられるのが、この曲の魅力だと思う。残酷な経験をした人がそういう青春ど真ん中な曲を表現しているのも、生きて活動し続けるという強い意思を感じるようで。事務所の偉い方々には、この人の才能とメンタルの丈夫さに甘えることなく、この人がアーティストとして前向きに努力を続けられるような環境をこれからも保障してほしいと、外野ながら願っています。
スンハンさんについては、逸材の甥っ子を見守るような気持ちで茶の間ヲタクを楽しませてもらえたらいいな。とにかくステージに立つ姿に華があって、観ていて純粋にわくわくする人なので。まだ22歳、まだまだwonder modeで駆けていってほしい。