こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

【アルバム感想】ONEW Japan 2nd Mini Album『SAKU』

オニュさんは絶賛ワールドツアー中。「お留守番」の自分にできることは何かなと考えたら、やはりそれは書くことだと思いました。なので今回は、ワールドツアーに出かける前にオニュさんがリリースした日本語曲アルバム「SAKU」について、遅ればせながら感想を書きます。
ただ情けないことに、今は仕事や家のことに追われていて、特定の物事をじっくり深く考察して文章として着地させるだけの余裕がなく、今回書く内容は基本的にどれも脈絡なく散らかっています。それでも、散らかっているなりに「SAKU」の各曲について今自分の頭の中にある思考を書きとめることは記録として意味を持つと思い、綴っています。武道館公演で歌うオニュさんの姿を既に懐かしく思い返し、各種情報媒体でSAKUを語るオニュさんの言葉をしみじみと眺めながら。

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↑我が家のSAKUは通常盤です。あまりいい喩えではないけど、花にぱらぱらと囲まれて横たわるオニュさんの構図やその表情が、ミレイの<オフィーリア>みたいだなと思いました。たまたまですが、あの絵画にも薔薇やポピーやデイジーが描かれています。かたや死に沈み、かたやささやかな日々に咲く様々な感情を歌う。同じ構図に見えるものも、それを通して表現したいことには様々あるのだと思いました。
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↑裏表紙。ふるっと揺れるお花。
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↑歌詞カードに添えられたオニュさん、どれも洗練されていて綺麗。ぜひ直接手にとって眺めてほしいお写真たちです。
www.youtube.com

01 KIMI=HANA

武道館の公演にてダンサーさん達と掛け合いをしながら歌う、オニュさんのコミカルな挙動が思い出される明るい曲です。同公演のメントで、この曲をワールドツアーで歌ってみたいとオニュさんは話していました。実際そうするかはさておき、ワールドツアーでやってみようやってみたい!とオニュさん自身が思うほどに、この日本語曲のパフォーマンスを気に入っているのかと思うと何だか嬉しいです。日本ツアーが実現した際には必ずやまた披露してくれると信じています♪

02 花のように

何かのSAKU関連コンテンツにおいて、花のようにという曲について「想いが溢れて咳き込んだ」という歌詞が韓国語にはない表現で印象的だとオニュさんは語っていました。確かに日本でも日常使いはしない言い回しだけど、「咳をする」という言葉を通して、寄る辺のなさや寂しさ、あるいは言葉にできない程の熱量をもった感情をよく表現している歌詞だと思います。
彼がその誌面を飾った「GINZA」2025年12月において、ワールドツアー後の展望に関する問いに対して、「それこそ”花”のように何度でも咲く。そんな活動を続けていきたいと思います。地面に落ちた花びらが糧になり、また咲き誇る花に戻っていくように」とオニュさんは答えていました。花のようにという曲の「幸せはきっとこんな些細な日々の中で/この心に愛を咲かせていく/いつまでも枯れることない花のように」という歌詞と根っこを同じくする、美しいコメントだと感じました。幸せは不変ではなく、何度も何度も咲いてはしおれて咲いて、そうやって続いていくもの。

03 Lily  

音も歌詞も、何となく90年代の邦楽を彷彿とさせるような曲。個人的に日本語の恋愛曲が苦手なので(推しは全く悪くなくて、すべては私の偏った価値観のせい)、SAKUの収録曲の中では一番自分との距離を感じています。が、オニュさんが「この曲の主人公はちょっと情けない」と自らそうコメントするような世界観の曲を、日本語で完璧に歌い上げたことはお見事としか言いようがないです。この曲はライブでのパフォーマンスありきで好きになる予感もしている(私にとってはBeautyとかがそうです。)ので、そういう意味でも日本ツアーをお待ちしています♡

04 Beautiful Snowdrop

「時を止めたように〜」と歌うオニュさんの歌声と、その背後に響く淡々とした電子音が幻想的で心地よい曲。ちなみにスノードロップという花は、2,3月の寒い時期の日中開花し、夜になると花を閉じて昼間吸収した温かい空気をキープするという性質を持つ花らしいです。そんな花をモチーフにしたからなのか、この曲からは、夜の夢というよりも白昼夢のようなぼうっとした明るさを感じる気がします。

05 'Cause I believe in your love

SAKU全5曲の中でも、「花のように」と並んでこの曲の歌詞が好きです。「この花が/咲いてまた/散ってAhh/繰り返す/Our life/I go my way/You go your way」という歌詞は先述のGINZAにてオニュさんが語った言葉に通じているし、そして「何度だって/歌い続ける」というシンプルだけど力強い歌詞は、ananの11/19発売号でのオニュさんインタビューにおける「これから100回でも1000回でも、何度でも僕はまた花を咲かせてみせますよ。」という言葉そのものだと感じました。SAKUというアルバムに込めるオニュさんの様々な想いをちゃんと汲み取って日本語の歌詞に落としこんでくださった作詞家の方々にも、ありがとうと言いたいです。
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ananの良質なインタビュー記事は、「どこかの誰かがもう一度花を咲かせるための力になれる、そんなアーティストでありたいです」というオニュさんの言葉で締めくくられていました。「誰かが花を咲かせるための」ではなく、「誰かが『もう一度』花を咲かせるための」という言葉が、すごくオニュさんらしいと個人的には思います。咲いてしおれた経験、再び咲くに咲けないもどかしさ、苦しさ、それでも何とか咲こうともがいた経験をしたことがあるからこその言葉だと。
アーティストはリスナーやヲタクの人生を保障することはありません。でも、その人がもともと持つ勇気や力を支えることは大いにできる存在だと思います。そういう意味で、オニュさんはこれまでもこれからも、その歌声や人となりや姿を通して、多くの人の人生が咲くきっかけをつくることができるアーティストでい続けるのではないでしょうか。
あなたが今何処で何をして過ごしていても、私は私で自分の人生を保障する為の努力はなるべく怠らない。でもやっぱり時々は、オニュさんというアーティストが放つ光に包まれてたい。これからも私の人生にとって必要な存在だとそう思います。
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オニュさん年内のワールドツアーは、残すところワルシャワとベルリンの2箇所。いずれも気温は氷点下の寒い寒い国のようです。どうかこれ以上ないくらいに温かくしてツアー完走してほしいし、韓国でのポップアップ開催やクリスマスコンサートも、オニュさん自身が誰よりも楽しみ、やれてよかったとそう思っていてほしい。
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推しが日本語で歌い、そこに込めた想いを日本語にして語ってくれることで改めて認識できる自分自身の気持ちがあります。韓国のフルアルバムリリースや壮大な規模のワールドツアーや夢のように可愛らしいポップアップの準備と並行して、日本向けの特別な作品まで準備してくれて本当にありがとう、オニュさん。