2025年10月3日〜5日にかけて武道館で行われた、オニュさんソロコンサート𝖮𝖭𝖤𝖶 𝖢𝖮𝖭𝖢𝖤𝖱𝖳 [𝖮𝖭𝖤𝖶 𝖳𝖧𝖤 𝖫𝖨𝖵𝖤 : 𝖯𝖤𝖱𝖢𝖤𝖭𝖳 (%)] 𝖨𝖭 𝖩𝖠𝖯𝖠𝖭の初日と最終日に足を運んだ記録です。今回のコンサート終演直後、真っ先に頭に浮かんだ言葉は「楽しかった!」でした。オニュさんやSHINeeの他メンバーのコンサートに足を運ぶたび、感謝だったり、多幸感だったり、感動だったり・・・そういった数々の素敵な感情を感じさせてもらっています。それらに加えて、純粋に楽しくて楽しくてたまらないという気持ちが何よりも先にあふれてきた公演は今回が初めてだったかもしれません。
世界へ旅立つその前に、まるで第二の家に立ち寄るかのような軽やかさで、찡구への大きな大きな贈り物を持って武道館に立ったオニュさんについて書きます。
■人生二度目の武道館
武道館に足を運ぶのは、2024年3月のテミンさんソロコン以来二度目。前回は開演約15分前に座席に駆け込むというぎりぎりのスケジュールでしたが、今回は少しだけ時間に余裕を持って会場入りしました。ハスの葉が茂るお堀を横目に坂道を登り、門をくぐってしばらく行くと、その格調高い会場が目の前に現れます。



そして今回、会場で行われていたFC会員限定の無料デジタルガチャを試したところ、C賞(オニュさんポラロイド写真)が当たりました。先日日本で発売された写真集のオフショットらしいです。めちゃくちゃ可愛い。ちなみにこの日は私にとっては転職3日目で、友人にそのことを話したら「転職祝いだね」という優しい言葉が返ってきました。宝にします。
このミラクルのおかげで、開演前から既に胸がいっぱいになりながら武道館へと入場しました。やはり日本のコンサート会場は広いな。今日から3日間、ここを埋め尽くすパールアクアグリーンの光に包まれて、オニュさんが幸せな気持ちで公演できますように。
会場のパールアクアグリーンがオニュさんを包み、でもやっぱり最後にはオニュさんに包み込まれる、そんなコンサート時間が始まる。
■セトリ
●VCR
PERCENT (%)
No Parachute
Yeowoobi
夜明けの世界
●メント
Far Away
Conversation
마에스트러
●VCR
Winner
Everything
Epilogue
花のように ※ここだけ撮影OK!
●VCR
Silky
Sunshine
매력
●メント
KIMI=HANA
Caffeine
Animals
●アンコール待ち ※찡구による매력合唱
오래OKㅋ
만세 ※客席降り
'Cause I believe in your love
●メント
Happy Birthday
♡10/5のみ:ダブルアンコール만세
■10/3
他国の公演でオープニングを飾ったVCRが流れる前に、「花のように」のフルMVが流れるという嬉しい演出に、会場内から自然と拍手が沸き上がりました。そんな温かい雰囲気の中公演スタートです。
ウェスタン調のGジャンスタイル。華やかなピンクっぽい髪色と、秋を感じさせるお洋服の組み合わせがとても素敵で、かっこいい系のスタイリングを初日に持ってきてくれたことに深く感謝した。
PERCENTもSAKUもLife goes onもつなぐもの
公演前は、武道館といえどワールドツアーの数ある公演都市のうちのひとつだし、これまでのPERCENTツアーのセトリのうち何曲かをSAKUの収録曲と入れ替えるぐらいかな、と予想していましたが甘かった。SAKUの曲はもちろん、前回の日本アルバムLife goes onの収録曲も随所に織り交ぜた日本オリジナルのセトリに、ダンサーさんを引き連れたパフォーマンス、「花のように」の可愛らしい舞台装置、そして、当たり前のようになりかけているけど公演通してほぼ日本語のトーク・・・オニュさんの日本公演に向けた準備と心尽くしは予想をはるかに上回る大きなものでした。SHINeeの長年の日本活動の中で積み重ねられてきた、日本公演の関係各所との信頼関係と、グリフィンの実行力と、そして何よりオニュさん自身の日本への想いのようなものを垣間見ることができてありがたかったです。「夜明けの世界」の歌いだし直前、満面の笑みで「ただいま!」と言うオニュさんに「おかえり!」と声を返せる幸せは格別でした。
ゆらぎも余裕もオニュさんの1ピース
PERCENTとSAKUを引っさげた3年ぶりの武道館公演ということでプレッシャーも大きかったかと思いますが、そんなことは微塵も感じさせないぐらい、初日から圧巻の歌声とパフォーマンスの連続でした。前回私が足を運んだバンコクの公演では随所にオニュさんの感情のゆらぎのようなものが感じられて、それもそれで唯一無二の美しさがありましたが、今回は同じ曲を歌っている時でも、その横顔と歌声がまるで別人のように自信と余裕に満ちていたのが印象的でした。バンコク~武道館の3週間でオニュさんがどのように自分の中のスイッチを入れたのかは知る由もありませんが、PERCENTのキーワードに紐づけて想像するのであれば、日々のたゆまぬ努力と試行錯誤の先に、ある日ふと「1ピース」がかちりとはまったりはまらなかったりする、みたいなことなのかなと考えています。
息には色々あって
私は真面目であると同時に罪深いヲタクなので、今回も罪を沢山重ねました。私が愛してやまない一曲の「Sunshine」にて、清涼感たっぷりに歌っていたオニュさんが間奏の息遣い風の歌詞で、いきなり(言葉を選ばずに言うと)獣みたいな荒い息を響かせた時の衝撃たるや。もしや、罪深いヲタクが少なからずいることを分かってやっていますね?あまりにそこが良過ぎて、最終日はその瞬間のモニターをまじまじ見ていました。息をする直前にすっと片手を胸に当てて右斜め下に視線を流すオニュさんもそれはそれは素敵でした・・・。
かと思えば、バラードセクションで「Epilogue」を情感豊かに歌い終わった直後に、深く息を吸って「ふぅぅーーーーー・・・・」と吐く、ベストを出し尽くせたのかなと思わせるようなオニュさんの様子も印象的で。SAKUのタイトル曲「花のように」のMVには「この花が咲くまで、僕はただ息をしていたー。」というフレーズが登場しますが、一言で息と言ってもそこに乗せる感情は様々で、実は息をするというのは大仕事なのかもしれません。
きちんと伝えてくれるオニュさんが好き
初日、大いに咲きました💐なんて幸せな現場なの…😭
— よ (@yoshik_Onew) 2025年10月3日
最後のメントで「自分の夢を現実にしてくださってありがとうございます」と静かに日本語でそう言ってくれたオニュさんのこと忘れないよ。最高の日本公演をありがと。あと2日、元気に走り抜けてください!#ONEW_THE_LIVE_PERCENT#SAKU #ONEW_SAKU
この言葉の直前「正確に話したいから」と前置きしたオニュさんが韓国語で”今年フルアルバムと並行して日本アルバムを準備したこと””ONEWTHELIVEというコンサートブランドを立ち上げ,無事2期目に突入したことへの感謝”を話してたことも覚えてたい.きちんと言葉にしてくれるオニュさんが好きだ https://t.co/K64BPHmS9F
— よ (@yoshik_Onew) 2025年10月3日
オニュさんの日本公演に行くたびに思いますが、大事なことは、それが最も伝わる言葉で伝えてくれるオニュさんが好きです。ちなみに最終日のメントでは、初日に韓国語で話した上記のことをきちんと日本語でお話ししてくれて、数日の間にそういうところも準備してくれたのかなと思うと胸がいっぱいになります。
撮影OKだった「花のように」を歌うオニュさん。SAKUの全5曲の中ではやはりこの曲が一番好きです。仕事中もこの文章を書いている間もずっと頭の中で「幸せはきっとこんな些細な日々の中で」と歌うオニュさんの声がリフレインしています。「王様のブランチ」の10月エンディングテーマ曲にも決まったことだし、お茶の間にいる未来のジング様に届きますように!
オニュさんにとって(찡구にとっても)意味のある会場。そして今回の武道館が、オニュさんの次なるステップアップに向けた節目の公演になることを予感させる初日でした。素敵な初日をありがとう!
===
翌10/4は子の学校行事参加のためライブはお休み。余談ですが、この日家族で歩いていたら前方を歩く男性が巨大なウサギ頭型のリュックを背負って歩いていて、その冗談みたいな不思議な装いに「あれ(あのリュック)おにゅうさぎじゃないの?」などと子ども達と軽口を叩いていた私。だが後述の通り、翌日のアンコールにおけるオニュさんのスタイリングを目にした時、ヲタクはちょっとしたシンクロを感じることになるのであった。
===
■10/5
前日の学校行事を無事に終え、意気揚々と武道館へと向かいました。天気は暑いぐらいの陽気!公演最終日にとびきりの晴れになるのは、オニュさんさすがの晴れ男力発揮ですね。
実はこの日のお席が個人的にすごくレアだったので、そのことについても少しだけ書きます。
顔郵便マークではなく座席表を図示したものです念のため・・・。アリーナ最後方の角のお席でした。前日までの座席表と見比べる限り、最終日用に急遽追加されたブロックのようで私含めて5名しかいないブロックでした。お隣と斜め後ろに찡구さんが数名いる以外は前も横も後ろも広々としていて、ヲタク史上初めて、後ろをほぼ気にせずペンライトを高々と振り回し、お隣と充分な距離をとって気が向くままに踊ったり跳ねたりする貴重な経験ができました(お隣に座ったベテランシャヲルのお姉さまには、開演前に『オニュさんがお話しされている間は貝のように口をつぐみます。が、掛け声やその他アクションがかなりうるさいかもしれません。ご迷惑でしたら遠慮なく教えてください』とお伝えしました。『ぜひオニュに声を届けてあげてください』と言って終始あたたかく見守ってくださったことに感謝いたします。)
アリーナには追加ブロック、会場は3階まで満席。オニュさんやったね!あぁ、今日はいい日だ。

最終日の第一部は上品なツイードジャケットスタイル。ジャケットの色味に合わせたようなうす緑(青?)のグリッターが、オニュさんの目元にさりげなく煌いていてとても綺麗だった。
VCRのちょっとしたトラブル?発生も・・・
初日同様「花のように」のMVが流れた後、さぁVCRが始まるぞ・・・と待機していたところ、少しの静寂のあとAnimalsがBGMで流れ始めてざわつく場内。あの微妙な間と雰囲気からして、恐らく舞台裏で何かしらの調整をしていたのだと思います。最初こそざわついたもののその後すぐに楽しげにAnimalsの掛け声を始めた찡구の対応力と一体感、最高でした。
===
出だしから最高を極めていた最終日。オニュさんの声も、パフォーマンスも、終始超ご機嫌で幸せそうな様子もどれも本当に素晴らしくて、全部を記録しきれないのが本当に惜しい。記憶とは何と不完全なものかと毎回思います。せめて今、まだ記憶からこぼれおちずに留まっていることをまとめました。
掛け声過去イチ、オニュさんがマイクを向けてくれるということ
オニュさんと찡구、双方のテンションが終始最高潮で、最後まで一緒に駆け抜けた時間だったと思います。いつもは韓国公演における掛け声の大きさとかアットホームさをうらやましく感じることが多いですが、今回ばかりはそんなことは何も意識せずに目一杯の声をおくることが出来たと思うし、全体通して掛け声や歓声が武道館中に反響するぐらい、本当に大きくて感激しました。「오래OKㅋ」のような少し難易度高めの歌でも(掛け声、というよりも韓国語の歌詞をがっつり歌う)、韓国の公演同様にオニュさんが客席にマイクを向けてくれて・・・必ず歌ってくれるという信頼感を日本公演の観客に対しても持ってくれていることが嬉しかったです。
やっぱり踊るオニュさんも好き
初日も思いましたが、ダンサーさんを引き連れて踊るオニュさんを見られるのは日本公演ならではの魅力だし、私は踊るオニュさんもくらくらするぐらい好きです。매력の振付はやっぱりオニュさんによく似合うし、KIMI=HANAは可愛いのに途中スライディングするオニュさんはかっこいいし、Caffeineで「Sweet and smooth」にあわせてボディウェーブするなんて聞いてないし(好き)、Conversation終盤にラップ調で「We need a conversation」と歌うところで、ダンサーさんを背後にほの暗い照明の中うごめく姿も中毒性がある。オニュさんの踊りはただ正確にキレよく振付をこなすのではなく、自らに憑依させた何かを表現するための手段として踊っているように見えることがあって、そういうところが特に好きです。
Mr.兎
アンコールにて、以下のリュックを背負って登場したオニュさんに度肝を抜かれました。

(巨大なウサギ頭型のリュックやないか・・・。)場内の歓声を聞いて面白くなったと思われるオニュさんがリュックをゆさゆさ揺すったり、オニュさんが深くお辞儀をするたびにこのお耳が揺れたり垂れ下がったりするのがたまらなく可愛かったです。
一万角関係
この日のオニュさんが話していたことの中で特に印象的だったのが、「一万角関係」という言葉。ちなみに円とは、「辺の数が限りなく多い正多角形」だそうです。オニュさんがオーラス最後のメントで、オニュと찡구の関係について話す文脈の中で語られる一万角関係とは、Circleそのものなんじゃないかな?찡구がそれぞれに辺の一つとしてオニュさんと両想いでいられる関係、最高です。
ダブルアンコールで遊びつくす
エンドロールが流れ私も帰り支度を始めた時、突然会場の照明が暗くなりました。これはもしや・・・と思っていたら만세が流れてオニュさん再登場!悲鳴に近い歓声に包まれる場内、あわてて席に戻る人たち。私はというと、いち早く抜いてしまった電池をペンライトに戻す余裕がなかったので、思い切ってペンラを手放し身一つで叫んでぴょんぴょんすることに決めました。結果、めちゃくちゃ解放感たっぷりにオニュさんと一緒に만세で遊べた気がします。似たような解放感を感じていた方もいるんじゃないかな?ちょっと今まで見たことがないぐらいの盛り上がりでした。途中、勢いで脱げたのか自分で剥ぎ取ったのかは分かりませんが、ビーニーを外して、汗にぬれたピンク髪を揺らしながら大いに歌い、跳ね、全身で幸せを表現するオニュさんの姿はしばらく忘れられそうにないです。
オニュさん・・・日本語で「ツアー」って言いましたね?楽しみにしてますふふふ。こちらこそ、これからも宜しくお願いします。
■おわりに:この花が咲くまで、ただ息をするということ
最高の日曜日の翌日、私は当たり前のように出社しあわただしく引継ぎを受け仕事をする。斜め向かいに座るリーダーが深く息を吐く。この人も随分忙しそうだ。それでもちゃんと息をしている。
===
私も今はひたむきに息をして、次に咲くその日に向けて元気でいます。近い未来、ワールドツアーを経て一段と素敵になったオニュさんに「おかえり」を言える日が楽しみです♪



