こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

ダサくないよ

家族で高尾山ハイキングに行ってきた。来月の富士登山に向けて少しでも山慣れしておきたい私。せっかくならばと一家全員巻き込んで登ることにしたのである。f:id:skytwo:20250630093507j:image
↑高尾山ではムササビが見れるらしい。そこここにムササビの絵やらモニュメントやらがあった
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↑都内は緑や山がとにかく少ないので、こういう景色の中をただ歩くだけでも少し安らげる
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我が家の4歳児は今回が登山デビューだった。登山靴ではなく普通のスニーカーで大丈夫かなと少し心配だったが、さすがは観光名所かつ超初心者向けのお山の高尾山、山道がすごく綺麗に整備されており勾配もなだらかで、散歩感覚で登ることができた。4歳は「おなかすいた、だっこ、もうあるけない、やまきびしい」等々ぶつぶつ言いながらも抱っこ無しで無事に山頂まで登っていた。よくがんばったね
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娘は何度か高尾山登山経験があるので今回は家族の誰よりも軽い足取りで登っていて頼もしかった。弟と行動食の取り合いで喧嘩しつつも手を引いてあげたり、すれ違う登山客には「がんばってねー」と声をかけたり…山の中で見る彼女はいつもよりもお姉さんみたいだった。
中でも印象的だったのが、娘と並んで歩きながらぽつぽつと話しをしていて富士登山の話題になった時の会話だ(この登山は娘の学校行事であり、本人が高山病等でリタイアした際に連れて帰る人員として保護者の同伴が必須。私は今回、娘の付き添いとして富士山に登ることになったのである。)
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私:娘ちゃんは富士山はきっと大丈夫。問題はお母さんだなー。大人が高山病になったら一人で下山しなきゃいけないんだって。そうなったらダサいよねー大人なのに。気をつけなきゃ
娘:ダサくないよーダサくない。少し足りなかっただけなんだから。だからダサくないんだよ
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いつものように何気ない口調で言う娘の言葉に今回もはっとさせられた。本当にその通りだよな。娘の言い換える力、視点、素敵だと思う。f:id:skytwo:20250630093503j:image
↑高尾山のふもとにはお洒落なカフェやお茶屋さんがずらり。なかでもこのかき氷のビジュアルが際立っていて、しかも美味しかった

都内から近くて、初心者でもふらっと行って緑を満喫できる場所。高尾山が人気な理由が分かった気がします。夏休みに娘と二人でまた登りにこようかな。

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6月がおわる。歳を追うごとに強まる虚無感。今月は特にそれが酷かった。虚無を抱えきれないことのストレスからくるイライラを自分だけでなく家族にも向けて…最悪だと思う。
にも関わらず子どもたちは元気で、マイペースで、特に上の子の優しさが尋常でなくて。私のせいでそうならざるを得ないのか?

7月は学校行事が多い。運がよければライブだって行けるかもしれない。夏休みだって始まる。虚無にとらわれている場合じゃないんだ。早くこの虚無を抜け出して、穏やかに家族と過ごしたい。にこにこしたお母さんになりたい。そうなりたい。七夕の神様、どうかお願いします…!
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