5月25日に行われた、SHINee WORLD Ⅶ in SEOULのライブビューイングを観た感想です。「SHINeeのライブって本当に楽しい!」とシンプルに実感した素敵な時間について、そして、大画面越しに確かに感じた5HINeeのきらきら輝く本気について書きます。



SHINeeのライブを、ぼっちではなく誰かと一緒にみるという経験を初めてしました。泣いたり笑ったり、リアルタイムの感情をSNSではなく人と共有しあうという、私にとってはこれもまぶしくて貴重な経験
■セトリ
こちらのページに3日分まとめられていました。ライビュ視聴までほぼすべての関連情報を遮断していたので、3日間でWアンコールパートのセトリが微妙に違うことを初めて知りました。全30曲、3時間半、なんてライブだ…!
■印象的だったこと
※メントの言葉は、いずれもライビュの日本語字幕を要約したものです。
果てしない本気のセトリ
上記の通り、新旧の名曲たちがこれでもかというぐらい詰め込まれたすごく魅力的なセトリ。冒頭、POET|ARTIST→View→Jump→CODEとダンス曲が続いて舞台が暗転、暗がりの中で彼らのはぁはぁという息遣いだけが響き渡る中、ここでメントに入るのかなと思っていたらまさかのノンストップでEverybodyに突入して、泣きました。あぁこの人達は本気だ。いつでも本気だけど、その本気はデビュー17周年を迎えてもなお青天井なのだと。
ジョンヒョンさんの声をバックに無心に踊る彼らの姿に魅了される「POET|ARTIST」、今後のステージで見るのは難しいのではと勝手に思い込んでいた「Married to the music」、曲の冒頭で振り返ったオニュさんが指をそっと口元に添える動きからして心臓をぶち抜かれた「Shift」、スーツ曲かと思いきや、ちょっと治安悪めな第二セクションの衣装(好き)にスタンドマイクを合わせて彼らが歌う姿が最高だった「10X」などなど…他にも今の彼らに歌ってほしいと切望していた曲の数々に、アドレナリンが出っぱなしでした。
↑近年のSHINeeのライブではバラード調で歌われることも多かったReplayを、当時の振付に忠実に踊っていたのもぐっときました
SHINeeのリーダーオニュさん
絶好調の声と、突き抜けて晴れやかな笑顔、なによりSHINeeの心優しきお兄さんとして弟たちを包み込むような存在感を発揮していたオニュさん。直近のアメリカ公演でマイク一つで海外の観客を沸かせた経験も良き自信になったのかな。とにかく歌声に迷いや余分な緊張感がなく、数々のSHINeeの名曲を存分に歌い上げパフォーマンスしていた気がする。
よく喋るメンバー達をにこにこしながら見守りながら、要所要所でキーくんの帽子の紐を結び直してあげたりと細々お世話する姿や、他のメンバーがセンチメンタルになる場面でも終始穏やかな明るい表情を崩さず彼らを支えている様子…オニュさんのソロ活動きっかけにシャヲルになった私にとっては、「SHINeeのリーダー」の姿はどれも新鮮で本当に素敵でした。
キーくんが安心して揺らげるということ
3人の東京ドーム公演でキーくんが泣くのを初めて見て、過去映像でしか知らなかった彼の涙にそれはそれは驚いた記憶があります。が、今回のキーくんはそれを上回るくらい感情が高まっていたように感じました。どこかのセクションの冒頭でキーくんだけいなかったり、そもそも本調子ではなさそうな様子のキーくん、それを察したのかミノが曲の途中でキーくんの肩を軽くぽんぽんして元気づけるような場面があって。そして「Replay」の後半でこらえきれなくなったようにぽろぽろと涙を流し、更にWアンコールで「透明傘」を歌っている時にも涙を流したキーくんは、その後のメントで「まさか透明傘で泣くとは思ってなかった。今までファンの皆さんがこの曲を聴いてなぜ泣くのかが分からなかったけど…今日分かった気がします」と言っていた。ちなみに私の中でのキーくん像は、率直でオープンで社交的で、それと同時に、SHINeeの中では誰よりもファンと自分との間に心理面できっちりと一線を引いている人という認識です。そんなキーくんが、透明傘に没入して涙を流すシャヲルの感情に共振したということがすごく特別に感じられました。ジョンヒョンさんの存在が強く感じられて、リーダーのオニュさんが安定してそこにいてくれて、弟たちもみんな元気に寄り添ってくれる、そんな5HINeeのライブだったからこそ、安心して心揺らぐことができたのかもしれません。
ミノが思う雨
まばゆいほどのハイトーンの髪色に変えてきたミノ。今回も抜群の元気さと気遣いと、去年以上に上達した歌声と舞台映えするダンスで魅せてくれました。ただ個人的には、そういった彼のパフォーマンスはもちろん、透明傘に関するメントでの彼の言葉のセンスが好きで心に残っています。うろ覚えですが「SHINeeのライブはよく雨が降る。今回も初日は雨で…でも、SHINeeと過ごした時間とともに思い出す雨はわるくないと思う」ということを言っていて。映画My SHINee Worldで透明傘がジョンヒョンさんとのお別れを暗示するシーンで使われていたこともあって、それ以来この曲のことを悲しいイメージでとらえていましたが、これからはミノのメントの言葉を添えることで、美しきバラード曲としてシンプルに愛でることができる気がします。ありがとう、ミノ。
テミンさんの赤と、ぎゅっとしたもの
他メンバーの明るい髪色の中、ひとり黒髪が際立っていたテミンさん。よく見ると、その黒髪にはジョンヒョンさんのメンバーカラーである赤色のメッシュが入っていて素敵でした。そういえば、5人のぬいぐるみを持ってほほ笑む彼らの写真でジョンヒョンさんの分を持っていたのもテミンさんだったな。
お兄さんたちに囲まれて、本当に楽しそうにのびのびとステージに立つテミンさんの姿、控えめに言ってもとても可愛かったです。パフォーマンスは異次元、メントの時はふわふわで可愛らしい末っ子。そして、普段は何かとお世話してくれるキーくんが今回泣いた時に優しく抱きしめていたのもテミンさんでした。これまでチームの中でお兄さんたちから沢山もらった優しさに支えられて唯一無二のアーティストに成長を遂げた彼が、今SHINeeのテミンさんとして優しさをお兄さんたちにしっかりと返している様子を大画面で観届けることができて幸せです。
番外編
・テリロガの冒頭、椅子に座るオニュさんの姿勢が背筋がめちゃくちゃぴんと伸びていたこと。一緒に観ていた友人たちとは、「武士みたいだったね」という感想で一致
・メントで「キーさん今日もかわいいねぇ!」みたいなメンバーからのいじりでお顔をめっちゃむにむにされるキーくん。「んもぉぉやめなさいよぉぉぉ(照)」的な小芝居まじりの表情がどアップでカメラに抜かれていた。なんて愛しきゆでたまごちゃん
・そんなキーくんが「I'm married to the music!」と歌いながら指さす左手薬指にはSHINeeリングがきらり。ベタだけど最高の演出でした
・「透明傘」に関するメント中。テミンさんが「さっきの曲は韓国語で『透明な傘』という意味なんですが…」と話している途中からオニュさんの爆笑スイッチON!オニュさんが泣くほど笑いながら言う事には、「⌒▽⌒透明な(スケスケの?あるいは透明でそもそも無いのと同じような?)傘だったら…雨の中さしても濡れちゃうじゃん…⌒▽⌒」とのこと。「透明色の傘ってことでしょうよ笑!」的にすかさずミノかキーくんから突っ込み入れられていた。ザ・オニュ
■終わりに:一緒に最後のページまで
Wアンコール最後のメントにて。「ジョンヒョンさんの言葉で始まった(『POET|ARTIST』)今回のライブ、最後の曲はジョンヒョンさんに贈りたい言葉。皆さんと一緒に歌いたいです」という流れで彼らが最後に歌い始めた曲は、「Our Page」でした。
네가 남겨둔 예쁜 말들은
君が遺した綺麗な言葉は한 편의 시가 되어 노래가 되고
一編の詩となり 歌となり목소리 날아 너 있는 곳에
声になって飛び 君のいる場所に닿을 거란 걸
届くはずだって우린 알잖아
僕達は分かっているよ별이 사라진다면 모두 잊혀질까
星が消えたら 全て忘れられてしまうのかな소중했던 널 안아 내 품에
大切だった君を僕の胸に抱いて끝나지 않은 이 소설의 페이지
終わらないこの小説のページ마지막까지 함께 채울래
最後まで一緒に埋めるよ
※「Our Page」歌詞より抜粋。和訳は自動翻訳を参考に記載
上記のように綴られた言葉を、今の彼らが力強く(時折感情がこみあげる様子を見せながらも)明るい雰囲気で歌い上げていることがすべてだと思いました。この曲に限らず今回のライブにおける極上のパフォーマンス全てを通して、「僕たちはもう、本当に大丈夫。だから安心してね。これからもずっとよろしくね。」と4人からシャヲルに、そして、4人からジョンヒョンさんに言ってくれているような、そんな光に満ちたステージだったと感じます。
果てしない本気、計りしれない本気を見せてくれてありがとうSHINee。SHINeeが最後のページまで埋めるというその物語を、できれば私も元気で長く見届けたい。これからもよろしくね。