子の今年度最後の授業参観(キッズたちによるプレゼンテーション)に行ってきた。テーマは、「自分の周りのおかげさま(生活を支えてくれている”ミエナイモノ”)」について。社会寄与への第一歩として、生活の中にあるおかげさまを認識することを意図したテーマとのこと。
子は「僕のおかげさまは駅員さんです。電車にはめっちゃお世話になりました。だけど、駅員さんがいないと電車は動けないからです。あと、道やお母さんもおかげさまだと思います。」という主旨の発表をしていた。駅員さんをおかげさまだと言う言葉は、この一年間、小さな体で人生初の電車通学(片道1時間強)をがんばり続けた彼女ならではの、説得力ある言葉だと思った。そして、彼女の中では親の位置づけが道路等のインフラと同列らしいこともすごく面白く、かつ的確だと感じた。
授業参観に先立ち、このテーマにおける「おかげさま」について保護者向けの資料を読んだ。そこには、以下のようなことが書いてあった。
・「おかげさま」には「陰」というものに対して丁寧語の「お」と尊敬を表す「さま」がついている
・日の当たらないところ、隠れたところにある「陰」でも大切にしている/されているものがあるだろうか?
これを読んで、「おかげさま」とはすごくいい言葉だと思った。「陰」にも関わらず「お」や「さま」までつけて貰えるなんて。そして、親としての自分が現時点では子にとってのおかげさまになれているらしいことが分かり嬉しかった。そうあり続けていなければと改めて思った。
ヲタクとしての自分も、推しにとってのおかげさまであったら理想だな、と、そう思う。もちろん家族とは全く異なる、お互い干渉する義務も権利も何もない、推しとヲタクという特殊な関係性においてのおかげさま、だけど。
ここから書く文章は、授業参観から勝手に思考が飛躍して止まらなくなったヲタクの駄文、でもやっぱり書き留めておきたかった呟きです。
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ここ半年間くらいでいくつかオニュさんの特典会的なものに参加する機会があって、そこでの経験を通して改めて自分は一介のモブとして、それも極力誠実なモブ(おかげさま)を目指して、引き続き推していきたいなぁという思いを強くしました。
特典会に二度と応募しないとかそういう意味ではなくて、たぶんこれからもスケジュールとお財布がゆるす限り応募すると思うんですが(←は?)、そこでの心構えみたいなことを今書いています。ライブや特典会等の現場に何度足を運ぼうとも推しにとってヲタクは所詮モブであり絶対に距離感を間違えてはいけないということ、逆に言うと現場に行く頻度に関わらず、推しはヲタクを等しく愛してくれる人だと、少なくともオニュさんはそういう人だと今回しみじみ実感したので…。
今回の特典会について他の方のレポをいくつか読んだり、各種SNSに流れてくるサインのコメントや2ショット写真を観る機会がありました。「好きです」「大好きです」「〇〇してください」「愛してます」「応援しています」「幸せでいてください」…各自が思い思いのやり方でメッセージを伝えていて、私が見る限りほぼ重複なくそれら一つひとつに固有のリアクションをオニュさんが返しているのが本当にお見事で。ただ、それらのリアクションは「私こと本名〇〇」に対するものではなく、あくまで私という顔をしたファンダム(モブ)に対する推しからの平等かつ相手に合わせた最大限のファンサなのだと、特に今回サイン会に参加してそこでのオニュさんの様子を観察していてそう思いました。具体的な例をうまく上げきれないのですが、例えばサインしている間は自分の手元と目の前のヲタク以外に一切視線は向けない、その代わりにサインが終わったあとはすっと目線を切り替えて次のヲタクに目を配る、とか。1対1のコミュニケーションを取っている間も、その言動から感じとれるオニュさんの温度感が、ライブにおいて何千人という観客に対して語りかけるオニュさんだったり、各種コンテンツを通して찡구にメッセージをくれるオニュさんのそれと寸分違わないところ、とか。中には終わった後もオニュさんがバイバイでお見送りしてたり、他の方のレポ情報によればオニュさんから「好き!」と言ったケースもあったようですが、それらもラキドロのようなもの(何人かに一枚サイン入りポラが当たる、みたいに、何人かに一回超贅沢なファンサが当たる、みたいなもの)なんだろうなと理解しました。スーパーアイドルとしての鉄壁ともいえるプロの振る舞いと、ヲタクが何を喜ぶかを日々チームオニュと一緒に考えて行動に移すことができる戦略的かつ甘々な思いやり、その両方を実践できるのがオニュさんなのだと。稀有な歌手であると同時にスーパーアイドルである推しの前では、ヲタクは(少なくとも私自身は)一生モブなのだと、今回すがすがしいくらいにはっきり実感することができました。
そしてありがたいことに、モブはモブでも推しから大切にされるモブ集団、まさにおかげさま、そんな幸せなファンダムが찡구だと思うのです。私はSHINeeのことをまだ殆ど知らないけど、きっとシャヲルもそうなのだろうと想像しています。SHINee、会いたいよ。きっと日本にも来てくれるよね。
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あくまで主役は推し、できることならば誠実な、そんなおかげさまに、私はなりたい。