こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

2025/2/21 ONEW THE LIVE : CONNECTION IN SEOUL@オリンピックホール ライブレポート

2/21(金)にソウルのオリンピックホールで行われたONEW THE LIVE : CONNECTION in Seoulの初日公演に参加してきました。大規模かつ華やかな演出の日本公演とはまた異なるアットホームで熱のある雰囲気の中、オニュさんの声と姿にじっくりと酔いしれ、韓国찡구さんと一緒に楽しく声を枯らしたひと時について記録します。

f:id:skytwo:20250222094505j:image↑オリンピックホール前にはCONNECTIONののぼり
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f:id:skytwo:20250222094517j:image↑早めに会場に着いたおかげでゆっくりフォトブースで撮影できた
f:id:skytwo:20250222094513j:image↑中からリハの音が聴こえてくるf:id:skytwo:20250223172335j:image
f:id:skytwo:20250222094509j:image↑今回チケッティングを結構頑張って手に入れたフロア席前方。いざ!

■セトリ 

※筆者記憶によるものですので参考程度にご覧ください

Focus
Shape of my heart
Under the starlight
O (Circle)
Blue
소년 
Dice  
매력 
번져 
Love Phobia
All Day

Always
Illusion
Starry Night (찡구と一緒に歌う)
In the whale 
Anywhere    
마에스트로 
만세
Winner

アンコール待ち:찡구によるConversation合唱
Hola! ⭐︎会場内練り歩き
Conversation
Promise You

■「ホーム」でのオニュさんのこと

実はオニュさんのソウルコンに足を運ぶのは今回が初(フェスはあるけどソロのステージは初)。イルコンとは結構違うという噂を聞いていましたが、確かにその違いは予想以上でした。どちらが良いわるいという話ではなく、その国や会場ごとに最適な構成を準備してくれているのだと思いますが、韓国はそもそもライブ会場のキャパ自体が少なく客席と演者との距離が近いということ、何より母国での単独コンサートということですごくアットホームな雰囲気の中、リラックスしたりおちゃらけた様子のオニュさんを見守れるという魅力がソウルコンにはあると感じました。その他、今回のソウルコンならではの部分で特に印象的だったところを以下記録します。

セトリ

開始から三曲目、「Under the Starlight」のイントロが聴こえてきた時じんわりと泣きました。日本公演では「夜明けの世界」だったところに、個人的に夜明けの世界に同じく好きで好きでたまらないこの曲がきてくれたことが嬉しかった。明け方と夜、双方から包みこまれるような気持ちの中、CONNECTIONの世界への没入感が一気に深まった気がします。他にも、時間が経つほどに好きになってくる「Love Phobia」、オニュさんが生で歌うのを初めて聴いた「Illusion」、個人的には마에스트로の前日談のような曲だと思っている「In the Whale」、オニュさんの静かな情熱を感じる「Anywhere」…抽象的な言葉になりますが、オニュさんの深い蒼色の側面を感じられる曲が新たに盛り込まれていて、個人的に刺さるセトリでした。

演出

結構、違いました。そもそもダンサーさんは一切登場せず最初から最後までオニュさんが単独で聴かせて魅せる構成。その分、オニュさん自身と彼を取り巻く舞台装置による演出が印象的なステージでした。セトリもそうだけど、同じCONNECTIONでもこれだけ構成が違う内容のステージを同時並行で準備してくれていたと思うと、オニュさんやグリフィンさんの心づくしに胸がいっぱいになります。

光、ステージ

ステージから放たれる照明が会場全体を制覇する感じと美しさがすごかった。ステージの形状も、花道がすごく短いかわりに先端がなだらかな傾斜になっていて、その傾斜沿いにVCRの映像がすぅっと流れていったり…オリンピックホールという比較的こぢんまりとした会場の使い方がすごく上手な演出だと感じました。In the Whaleを歌うオニュさんの背景を泳ぎまわるクジラの映像、美しかったな。O-NEW-NOTEのバラードセクションのことを思い出しました。
そして、特に今回のソウルコンの舞台装置で印象的だったのが、Alwaysの間奏の時にオニュさんの背後から登場した、CONNECTIONのConcept Photo(以下参照)で登場していたススキ野原を再現したかのような宙づりステージでした。f:id:skytwo:20250223180044j:image
ススキ野原の舞台装置にゆっくりと移動し、その真ん中で腰掛けたオニュさんが歌うAlwaysとIllusionは格別でした。

オニュさんの演技

ダンサーさんがいない分、オニュさん自身が歌以外の部分もすごく細やかに演技しながら(彼の場合、曲の世界観やその時の気分にあわせて憑依しているという表現の方がしっくりくるかな)ステージに立っていると見ていて感じました。演者との物理的距離が近いソウルコン、ありがとう…!私が記憶しているところだと、

  • 매력の冒頭で、ドクン、ドクンという心音が四方から聴こえてくる演出があり、音の聴こえてくる方へ音の聴こえてくる方へ「どこ?どこだ?」という風に顔と体を向けるオニュさん。音を探すその自然な動きに目が釘付け
  • 매력からGradationへのつなぎの部分。매력を歌い終わった後、センステの先端でおもむろにしゃがむオニュさん。しばらくそこでしゃがみ客席に目線をおくった後に立ち上がり、くるっと客席に背を向けてから音にのってゆるやかにメインステージへ歩いていった
  • In the Whaleが始まる直前に花道先端に片膝だけ立ててぺたりと座ったオニュさん。その体勢のまま、ゆったりと泳ぎ回るクジラを背景にそこで歌い続ける姿は、まるでクジラの胎内にいるかのようだった
  • 마에스트로の最後にさっとターン決めて後ろ向きで指揮を〆る動き

ざっとこんなところでしょうか。他にもきっと沢山あったんだろうけど…。特に매력からGradationへのつなぎは横アリ初日、二日目、そのどの動きとも全く違っていて、公演ごとに動きを変えているのかなと思うぐらい。どこまで計算しているのかは分かりませんが、去年の対面ペンサでオニュさんから聞いた言葉をそのまま信じるなら、「考えてやっていたこともあるけど、今は自然にできるようになりました」なのかもしれないな。実に興味深い。好き。

■その他

他にも、CONNECTIONのアルバム収録曲の中で私が歌詞の世界観を愛してやまないGradationを歌っている途中、オニュさんが舞台下手にきて私の位置から見てちょうど真ん前の至近距離でアンプに腰掛けて歌い始めて息が止まりそうになったこととか、かと思ったら直後の「beautiful smile like your smile」でひょいっとマイクを客席に向けて、当たり前の様に韓国찡구さん達が歌い始めて私もあわててその声に合わせたこととか、Starry Nightを歌う찡구の姿をステージから見守るオニュさんの眼差し、何より찡구の歌声に途中じっと目を閉じてすごくすごく気持ちよさそうに聴き入るオニュさんの表情とか、 매력の「네가 연주해 My heart」直後にトントンッと軽く2回胸をヒットさせていて私の胸も高鳴ったこととか、アンコール待ちの間の客席合唱曲がConversationというスパルタぶりでさすが母国だと感じたこととか、トロッコがない代わりに軽やかに客席に降りたオニュさんが会場中を練り歩いてHola!で会場の熱を最高潮に高めていたことか、その後メインステージに戻ったオニュさんが、Convesationでおもむろにバズーカ状の装置を構えたかと思うと紙吹雪を客席にぶっぱなしたこととか(バァンと撃った直後ににひっと笑ったおぬさんの表情込みでインパクトがすごかった)、全体的に紙吹雪の量がすごい大盤振る舞いだったこととか(以下参照)…たった数時間の公演の中だけでも頭と心がパンクするぐらい色々なことがありました。
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初日にゲスト出演するはずだったスヒョンさんとのコラボは未来のお楽しみに。元気になった彼女が、オニュさんと歌うステージをこの目で見届けることを心から楽しみにしています。スヒョンさん、ゆっくりで大丈夫。ゆっくりゆっくりお待ちしていますね。私はこれからあなたの歌声も長く聴いていたい人間です。
2日目、3日目もオニュさんとご縁の深い豪華なゲストの方々が出演されるとのことで、行かれた方々のレポを追うのが今から楽しみ。グリフィンさんの交渉力と、何よりオニュさんがこれまで共演者の方々との信頼関係もこつこつと深めてきたからこそ実現したことだと思います。

■おわりに:軽やかに、それでいて大きな大きな挑戦と成熟を(例えばBlueの様に)

今回は、ソウルコンにおける数ある印象的な場面の中でも特に忘れられないBlueに関する記載で文章を〆ます。ソウルコン初日、Blueを歌い始める直前にオニュさんが暗がりの中で自分を奮い立たせるかのように軽く数回ジャンプしていてその姿を見た客席がわいていました。オンドラにおいてオニュさんが試みた大きな挑戦の一つが、Blueを歌うことそのものなのだと改めて実感した場面でした。でもその姿は決して力んでいる訳ではなく、軽く弾む程度には肩肘張っていなくて、それでいて今回歌われたBlueは開幕戦の日本公演よりも更に深まっていて…できることなら今オニュさんが歌うBlueを毎晩聴いて眠りにつきたい、そう思うほどには、今のBlueが好き。
私が今回Blueを歌う直前のオニュさんに見た姿勢は、今の彼のアーティストとしての取り組み姿勢全般に当てはまる気がしています。肩肘張らず、それでいて大きな勝負に出るその姿勢が。
この先は台湾やマカオだけでなく、米国での複数公演も予定されているとのこと、更なるオニュさんの挑戦と成熟ぶりを見守るという新たな楽しみが増えました。オニュさんが架けた橋の先に、道はまだまだ続くね。f:id:skytwo:20250222094618j:image
f:id:skytwo:20250222094634j:image↑エンディングメッセージ。「心を一つにできるというのが本当に大きな意味になるようだね!一緒に過ごした時間がもっと長くなるからこれからもよろしくね。※自動翻訳※」
長くなるという未来を予測してくれて、ありがとう!
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f:id:skytwo:20250222094631j:image↑JJINGGU向けの特典カードのメッセージも素敵だった。左から順に「本当に心強い!一緒ってことが本当に幸せだよ!!みんな私たちがつながった証拠じゃないか!毎度ありがとう、愛してる!」「私たちが一緒にやり遂げた!こんなに早いうちにコンサートができるなんて!!私たちの連結が作ってくれた大切な一編の記憶が長い間きらびやかに輝くように いつもありがとう!」「こうやって一緒に記憶のかけらを作っていくことができてとても幸せだし、ありがとう。いつもありがとう、一瞬たりとも欠かさず!」※いずれも自動翻訳※