こしょこしょ噺

好きなもののこと。育児のこと。あとはつぶやき。一姫二太郎を育てながらふらふら働いてます。

美しいもの、好きなものは観てるぐらいが本当は丁度いい

野の花が美しい季節になってきました。

野の花は道端に咲いているからこそ美しいのであって、一度摘んでしまえばあとは枯れるだけなのが分かっているから、私自身は子どもに花束作りを頼まれない限りは手にとることは決してしません。観葉植物しかり。お花屋さんが丹精こめて咲かせている以上に大切にすることは多分難しいから、自分用に観葉植物を買ったことは一度もありません。だからこそ、娘が嬉々として草花を摘んで花束をつくっている姿に、自分にないものを感じてまぶしく思います。

これは植物に限らず好きなもの全般そうなんですが、手に入れたあとに朽ちていくことへの恐れの感情や、それによって自分の中で好きな気持ちが無くなっていくことが嫌で、何かを所有することに対してのハードルが高めです。(特に趣味でものを買う時は、その対象物への気持ちが無くなった後もきちんと活用できるかどうか、活用できない場合他に大切にしてくれる環境へお嫁に出すことができそうか、という問いにYesだったものだけ買うようにしてます。)物事に対する責任めいたもの?を必要以上に感じ過ぎてしまう。

美しいもの、好きなものは、それらを大切にしてくれる環境でかがやいているのをそっと観て愛でるのが、本当は自分には丁度いい。

だから自分の子どもは本当に例外中の例外の存在。基本何事からも距離を取り続けている自分の人生に幸運にも登場した、のっぴきならない存在。日々興味深く修行させてもらっています。